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2025/01/31
【#29】『沢山の関心をお願いします』に込められた思い  

愛情表現と言葉の温かさ

私が推しバンド(韓国人)を推し始め15年。

これまで彼らから多くのサンクスメッセージを動画やSNSで受け取ってきました。

彼らがファンへ感謝を伝える際、日本ではあまり使うことのない独特な表現があります。

その表現には感謝を超えた『愛情』や『親しみ』が込められて個人的にとても好きで人の心を温かくする力があります。

『沢山の関心をお願いします』


韓国では、많은 관심 부탁드립니다 沢山の関心をお願いしますいう表現がよく使われます。


日本語に直訳すると



  • もっと注目してください
  • たくさんの関心を持ってください


という意味。


私たち日本人からは少し不思議な表現に聞こえますよね。


当時、意味が気になって調べたところ、『皆さんに支えてもらえることが自分にとってとても大切で嬉しい』という気持ちが込められていることがわかりました。


日本人は『応援よろしくお願いします』と表現することが多いですが、『沢山の関心をお願いします』はより直接的でその人から伝わる温かみを感じられて好きなんです。

韓国人がよく使うもう一つの表現に


더 열심히 하는 ○○가 되겠습니다 もっと努力する○○になります(〇〇は名詞が入る)があります。


芸能人で例えると、『もっと努力するアイドルになります』『もっと成長するアーティストになります』と自分をより良くしようとする決意をファンの前で語ります。決意表明ですね。


こちらも意味も調べてみたことがありますが、『自分はまだ未完成だがみんなの応援を受けてもっと頑張る』という気持ちが込められているそうです。

日本人は『これからも頑張ります』とシンプルな表現になりがちな面、韓国人の表現は自己成長への誓いとファンや一般人であれば家族や友人への約束に近くて、応援する側は推す気持ちが強くなります。

私自身、SNSでの起業周年の挨拶文やイベント等の告知の際に『沢山の関心をお願いします』を取り入れていますが、この表現を使うようになってから良い反応をもらうことが多いです。


最近はSNSで言葉が刃になって傷つけあったり悲しい気持ちになることが多いですが、本来言葉には相手を思う愛情が込められているはず。

感謝や応援の気持ちを伝える言葉がもっと広がれば人と人との繋がりがより温かく優しいものになるのではないでしょうか。


SNS発信者として、言葉や表現を通じて愛情や思いやりを伝えることを大切にしていきたい。

是非、皆さんも『沢山の関心をお願いします』を文章に加えてみてくださいね(^-^)

#30に続く・・・。

2025/01/30
【#28】ステージセットは努力の結晶  

華やかさの裏側

昨日、ソルラル(旧正月)を迎えた韓国では地上波の放送局で音楽の祭典である歌謡祭の生放送がありました。

私は自分が推しているバンドがもう随分、歌謡祭に出演していないのでリアタイ視聴はしていませんが、X(Twitter)の韓国情報アカウントを通してアーティストたちの煌びやかで華やかなステージ動画をチラ見しています。

毎回、音楽番組や歌謡祭を観る度、日本とは違うカメラワークやステージセットにうっとりするのですが、今回のブログはこのステージセットの裏側についてお話します。

ステージセットは誰が作ってる?


韓国の音楽番組で披露される趣向を凝らしたステージセットは演出・照明、・道具などどれも凝っていて毎週同じ曲でも違うMVを観ているみたいに楽しませてくれます。
(毎週火曜日から日曜日まで音楽番組の生放送があります!)

出演アーティストも10組を超える回もあり、セットチェンジも秒速ですが、このステージセット。

誰が作っているかご存知ですか?

「え?テレビ局の美術部でしょ?」

と思いましたよね?

実は・・・放送局(番組制作側)とアーティスト側(所属事務所)が協力して作っているんです。

気になる費用ですが、番組の基本的なセット(照明、カメラワークなど)は、放送局側が負担し、アーティストの個性を際立たせる特別なセットや小道具・衣装などはアーティストの所属事務所が負担することが多いんですよ~。

アーティストがより豪華なステージでパフォーマンスするためには事務所がお金を出す必要があるんですね~。

バンドも音源に合わせて弾いているフリをする当てぶり演奏でなく、生演奏をしたい場合アーティスト側が負担しています。(これ結構大変らしい)

人気アーティストほど・・・


セットの規模や特殊な演出等で事務所の負担額は大きく変わります。


一般的に人気のあるアーティストほど事務所がより豪華なセットを用意する傾向がありますが、無名や新人・事業規模が小さい事務所は用意することが困難なのでステージセット格差が生じるのも現実。


放送局との費用負担の割合が変わることもあるんですって。

華やかなステージセットは、アーティストや事務所・支えるファンそして完璧なパフォーマンス放送を届けたい放送局スタッフたちの努力の結晶。

もし、SNSで韓国の音楽番組を視聴する機会があればステージセットや衣装に注目してみてください。

また違った感情が生まれるかも?!

#29に続く・・・。

2025/01/29
【#27】福よ来い! 幸せソルラル  

シーズン3スタート!

ブログ100日チャレンジがシーズン3に突入しました!

シーズン3までチャレンジを続けてこれて嬉しい~。

というわけでシーズン3からはテイストを変えて私の視点から見た韓国文化や韓国の今をテーマにブログを執筆していきます。

さて、今日1/29は韓国国民にとって特別な1日です。

韓国がソルラルと呼ばれる旧正月(旧暦の1月1日)を迎えました。

既に1/25から旧正月の連休期間に入っていて、X(Twitter)で韓国のニュース記事を見ていたら本来であれば28・29・30日が旧正月連休でしたが政府が27日月曜日も臨時休日と設定したため、急遽土日を含む25日から30日まで6連休になったそうです。
(31・2/1・2まで休める人は9連休!)

ソルラルって何をするの?


日本のお正月と同じで家族や親戚が集まり新年をお祝いします。

韓国のお餅トックが入ったスープを食べるのが習慣で味つけや具材も各家庭で違うんだとか。日本で言うお雑煮ですね~。

その他に馴染みがあるチャプチェやジョン(チヂミです)もソルラルで欠かせない料理なんですよ。


私的ソルラルといえば


私がソルラルを初めて知ったのは2011年1月でした。

X(Twitter)で韓国の芸能人やアイドルたちが色鮮やかな韓服を着て新年の挨拶動画を投稿していたんです。

普段、個性的な衣装を身に纏っている芸能人たちが伝統衣装を着てお辞儀をして挨拶している姿を見て衝撃を受けました。

毎年、ソルラル挨拶動画を見かける度に今年も韓国が始まったな~と感じるんですよねぇ。

ここで、韓国語の新年の挨拶をご紹介します。

새해 복 많이 받으세요(セヘ ポン マニ パドゥセヨ)

新年たくさん福を受け取ってください

という意味なのですが、私はこの挨拶が大好きなんです。

たくさんの福が来て健康で幸せな1年になるように、と願いが込められているじゃないですか?

言葉の紡ぎや響きが優しいというか、人が人を思いやる平和な気持ちが伝わるんです。

今年は昨年末から緊迫している韓国の情勢の影響からか国内は落ちつかないから海外でゆっくり過ごす国民も多いそう。

SNSで韓国の方のソルラルバカンスを見ながら1日も早く平穏な情勢に戻ることを願います。

#28に続く・・・。

2025/01/28
【#26】韓国×SNSブランディング~「ピンク色」の理由~  

ピンク色の理由

韓国ドラマが日本で配信される際、主役俳優陣が様々な表情やポージングで魅了するポスターデザインは多くの視聴者の心を掴んでいます。

日本版ポスターはピンク色を基調としたデザインで韓国ドラマの代名詞とも言えるほど定着。

本国のシックで情緒的な配色とデザインは反対になぜ多くの韓国ドラマの日本版ポスターはピンク色なのでしょうか?

日本市場におけるピンク色の持つ力

私、あまり知られていませんが・・・こう見えて色彩心理関係のセラピストでもあります。(TCカラーセラピスト・TCマスターカラーセラピスト資格保持)

ピンク色は、かわいさ・美しさ・やさしいなど女性を連想させる意味を持ちます。

韓国ドラマは恋愛要素を強く含む作品が多いですよね。

イケメン俳優や人気アイドルがキャスティングされていることもあり、多くの視聴者が女性。

これらの理由から、恋愛のドキドキ感を視覚的に表現し多くの女性にアピールする戦略としてピンク色の持つ力を日本版ポスターの基調色に取り入れているんです。

さらに付け加えるなら、日本文化で桜色や桃色などピンク系の色は古くから愛されてきました。

そういった意味でもピンク色のポスターは日本人が親近感を持ちやすいんです。


SNSブランディングにおけるピンク色の戦略

ピンク色のポスターは他のポスターと比べて視覚的なインパクトが強くSNSでも目立ちます。

キラキラ感を演出するドラマタイトルロゴも相まって拡散力も高まるんですよね。

少女マンガを1ページずつ読み進めるドキドキ感を感じるわけです。

ある意味、日々の疲れやストレスを癒す、ときめきを運んでくるポスターですw

本国イメージと原題とのギャップ・・・今後の課題

このように、日本市場に合わせて日本の配信会社はPRをしていきますが、目が肥えた韓国ドラマヲタクは原題のポスターデザインとは異なるため、戸惑いを隠せず頭を抱えているのも事実。

あまりにもギャップがある場合は、せっかく日本語字幕付きの配信なのにストーリーが入ってこない・・・などの落胆の声がX(Twitter)で見られます。

今後の課題として、日本市場でより多くの視聴者を獲得するためには、ピンク色だけでなく本国のイメージに近づけたり、ストーリーのイメージに合わせた配色やデザインを取り入れた多様なポスターの採用が必要となるでしょう。

#27に続く・・・。

2025/01/27
【#25】韓国×SNSブランディング~「相手を知る」~  

結果と過程

ブログ100日チャレンジ25日目になりました。

ここまでスマホへの意識、使い方、SNSマーケティングやブランディングの視点で日韓比較ブログを執筆してきて自分の中でも比較について明確にまとめることができたのでここで言語化しておこうと思います。

結果を求める韓国と過程を重視する日本

韓国のSNSブランディングは短期間でスピーディーな結果を求める傾向が強いです。


これはSNSだけに限った事でなく、ビジネスや文化的背景においても豊かなで個性的な発想力や実行力の速度にも反映されていて、トレンドを気にする非常な速さや強さが結果重視に結びついています。


「成功を手に入れたい」・「短期間で注目を集めたい」という韓国の競争社会が関係しているなあとブログを執筆しながら頭をよぎりました。

(日本でも度々報道される韓国の大学受験や就職活動がイメージしやすいと思います)


一方、日本のSNSブランディングは、コツコツスモールステップの認知と信頼性を積み上げる過程を重視する傾向が強いですよね。

例えば、SNSでブランドキャンペーンを開催する際、韓国では影響力を持つインフルエンサーがトレンドを駆使したコンテンツを出すことでたった数日でキャンペーンが成立するのに対し、日本では同じようにインフルエンサーがキャンペーンコンテンツを出すにしてもフォロワーさんとの信頼関係や声を聞き反映させながらキャンペーン活動を行います。

結果が出るのは過程の後で、その過程を愉しむ事が信頼性を支えているのでしょうね。

大事なのは「相手を知る」こと

このように、韓国のSNSブランディング戦略はトレンドをいかに早く知らせるかに重点が置かれますが、日本は長期的なメッセージが重要視されて時間を要することが多いです。

これはどちらが良いとか悪い訳ではなくてマーケットやターゲット、目的によって戦略が違うだけなんですよね。

大事なのは発信やサービスを届けたい「相手を知ること」で、どんな戦略であっても最も重要なのは「人の心を動かすこと」。

このメッセージを1つの気づきとして置いておきますね。自戒をこめて。


2025/01/25
【#24】韓国×SNSブランディング~センスとストーリー性~  

韓国のInstagramから学ぶSNSブランディング


私はカフェ巡りが好きなので日本のカフェアカウントを多数フォローしています。

それと同じくらい韓国の飲食店やカフェ、アクセサリー、アパレル店のInstagramアカウントを多数フォローし投稿を楽しんで見ていて日韓の店舗Instagramアカウントのちょっとした違いに気がつきました。

思いっきり主観なので、こんな見方もあるんだなと優しい気持ちで読んでいただけると幸いです。

韓国の店舗Instagram投稿が目を惹く理由


それは・・・アカウントのコンセプトと写真の撮り方にセンスとストーリー性が強く感じられるから。

韓国の店舗Instagram投稿は単なる商品やサービスの紹介だけでなく、ブランドストーリーを伝える場 なのでしょう。

投稿のスタイルが統一されているため、一目でブランドの世界観を感じ取れる。Instagram全体のフィードに統一感を持たせることができるんです。


写真も商品以外にライフスタイルや感情を伝える要素を連想させる写真が多い!


これが、『お店に行ってみたいなあ』と思わせるんですねぇ。

あと、これは韓国のあらゆる業界のInstagramアカウントを見て思うのですが、投稿にストーリー性を持たせることを得意としているなあと。

新商品がどのように作られたかスタッフの想いや制作過程を紹介することでブランドに対する親近感が感じられるんです。


韓国Instagramアカウントから学ぶSNSブランディングの工夫点まとめ


一貫したコンセプト作り

ブランドカラーやテーマを決め投稿全体に統一感を持たせる!カラートーンを統一するだけで店舗への期待感や憧れを提供できる!


写真のクオリティ向上

Instagram内蔵のエフェクトや編集機能をフル活用して写真の質を向上させる!自然光を活かした撮影や構図の工夫も大事だけれどせっかく編集機能があるのだから使いましょ!


ストーリー性を伝える

商品やサービスにまつわる背景や事業主やスタッフの想いを投稿することでフォロワーさんとの距離感が近くなる!シリーズ化した投稿でストーリー性を持たせるのも効果的!


フィード全体をデザインする

Instagramフィードを1つの作品として捉えてみて!見るだけでブランドらしさが感じられる統一感を意識することが大切!


これらの工夫点を取り入れることで魅力的なSNSアカウントを作り上げることができます!!

Instagramユーザーの目は想像以上に肥えています。

海外のアカウントを見て研究するだけでセンスは磨かれるので特にサロンなど実店舗を経営しているスモールビジネス起業家さんは参考にしてみてくださいね~

#25に続く・・・。


2025/01/24
【#23】韓国×SNSブランディング ~ユーザーネームも魅力的に!~  

ユーザーネーム、工夫していますか?


スモールビジネス起業家さんの多くはInstagramを利用して多くのビジネス発信をされているかと思いますが・・・

皆さん、ユーザーネームは工夫していますか?

Instagramのユーザーネームとは?


@から始まる英数字の文字列のことでInstagramにログインする時に必要になるIDのこと。30文字以内で構成できます。

略して、ユザネ です。

このユザネ。

スモールビジネス起業家にとってInstagramでのユーザーネームは単なるIDではなくて自身の「顔」であり強力な個人ブランディングツールなんです。

フィード投稿やインスス(ストーリーズ)にメンションやタグ付けで頻繁に使用されるのでアカウント名(名前)やアイコンより不特定多数の人に見られるので超重要!!


私はX(Twitter)の先生でスモールビジネス女性起業家さんのXアカウントのプロデュースをしていますが基本的にSNSアカウントのユザネ構築の理屈は同じです。
(XではユザネをユーザーIDと呼称が違うだけ)

ユーザーネームが個人ブランディングに与える影響の具体例


例えば、クライアントさまでヨガインストラクターとして活動している女性がいるとしましょう。

ヒアリングで、ヨガ事業内容・お客様層・コンセプトやヨガインストラクターとしての方向性など聴き取り後、

ヨガを通してお客様を笑顔にし、温かみのある印象のスタジオ運営を心がけヨガ初心者でも安心して来ていただけるようなInstagramアカウントをプロデュースするとします。

yoga_with_smile

というユザネを設定し、プロフィール文やアイコン、発信コンテンツを作成。

何より、yoga_with_smile というユザネが覚えやすいのでお客様も頭に残り、レッスン後、メンションしてインススに写真や動画をアップしやすいんですよね。

これがマーケティングに繋がっていくし、yoga_with_smileは〇〇さん という個人ブランディングになるわけです。

こうすれば韓国風ユザネに変身!


韓国の若者やK-POPアーティスト、インスタグラマーもユザネに対するこだわりが非常に強いです。

韓国の方のアカウントでよく見かけるユザネに使われている記号をまとめてみました。

個性を出したかったり、美容系やファッション事業などトレンドに敏感な女性をターゲットとしているスモールビジネス起業家さんは参考にしてみてください。


アンダーバー(_)やピリオド(.)、ローマ字を使って顔文字風にする

例:yoga._.smile

withの代わりに顔文字風記号をつけることでちょっと個性的でおしゃれな印象になりますね。

アルファベットのSと数字の2を並べてハート(♡)に見立てる

例:yoga_with_smile_S2

ユザネは絵文字が使えないのでハートフルな演出をしたい場合にいいですね。

このように、ユザネ1つとっても『見られる』を意識するだけでアカウントの個性や魅力をアピールすることができます。

たかがユザネ、されどユザネ。

SNSブランディングは細かい点に成功に鍵があります。

#24に続く・・・。

2025/01/23
【#22】韓国エンタメ×SNSマーケティング~1秒でも早く、世界へ!~  

拡散力で14年ぶりにブーム再燃!


2011年に韓国でリリースされた3人組ガールズグループORANGE CARAMEL(オレンジキャラメル)の上海ロマンスという楽曲の人気が14年ぶりに再燃しています。

リリース当時も音楽番組で1位になるなど人気で印象に残るサビのメロディーとコミカルで覚えやすいダンスが話題になりました。

元々、ORANGE CARAMELというグループはK-POP第2世代のAFTERSCHOOL(アフタースクール:日本でもデビューし、安室奈美恵さんとコラボレーションもしています)の派生ユニットで『世界で最も美しい顔100人』に2年連続で選ばれ現在は俳優として活躍しているナナさんが所属。

2019年の解散まで明るく元気な楽曲とカラフルなスタイリングでエンターテイメントを届けてくれました。

そのORANGE CARAMELの上海ロマンスが14年の時を経て人気が再燃した理由は何だと思いますか?

それは・・・

TikTokです。

「上海ロマンス」が再び脚光を浴びる理由


現在、韓国で人気のK-POPアーティストたちが上海ロマンスをBGMにダンスチャレンジ動画を発信したことで再び脚光を浴びることになったのです。

昨今、ガールクラッシュなどクールでかっこいいダンスパフォーマンスを引き立たせる楽曲が目立つK-POP界隈で超個性的でユーモラスな楽曲である上海ロマンスはZ・MZ世代にとって斬新だったのでしょう。

瞬く間に、クラスメイトや友人と上海ロマンスを踊る若者が急増しました。

みんなで楽しく踊れる、というのも動画撮影したい!と思わせたのでしょうね。

届けたい人に届ける!1秒でも早く世界へ!

上海ロマンス再燃ブームはSNSマーケティングにも大きい影響力を放っています。

つい最近、X(Twitter)で拡散された1つの動画がありました。

MBCという放送局のYouTubeチャンネルが自社で放送している音楽番組でORANGE CARAMELのパフォーマンス動画を集めたORANGE CARAMEL SPECIALというコンテンツをアップしたんです。

再燃中のタイミングでのコンテンツ発信は当時のファンから見れば懐かしさでありがたいし、若者たちからはダンス練習の見本として使えて再生数も伸びますよね。

放送局の認知度も上がりますし、上手いSNSマーケティングだなぁと学ぶべき点が多々ありました。

韓国エンタメ×SNSマーケティングをテーマに記事を執筆してきて感じたのはスピード感とリサーチ力への意識が高いということです。

スピード感を重視すると見落とすポイントもありますが、失敗を糧に変えて次の成果に繋げるハングリー精神はリスペクトに値しますね。

そうでなければここまでグローバルな人気を保てない。

1秒でも早く世界へ届ける!

この気持ち、私たち起業家は忘れてはいけないと思うのです。

次回からは、K-POPアーティストのSNSブランディングに着目して記事を執筆していきますので引き続き新しい価値観を楽しんでくださると嬉しいです。

#23に続く・・・。

2025/01/22
【#21】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第5世代編~  

私の1Pick!K-POP第5世代


いよいよこのK-POP世代別から見るSNSマーケティングの変化と成長シリーズもラスト!

第5世代について取り上げます。

現在進行中の第5世代、そして今後のK-POP SNSマーケティングにはどのような未来が予測されるのでしょうか。

K-POP第5世代とは?


K-POP第5世代は2023年から現在。

第3世代後期から人気プログラムだったオーディション番組(通称:サバ番)から誕生した期間限定を含むグループ、期間限定グループを経て新たなグループで再デビューしたり、ソロデビューしたアーティストたちが目立ち、2010年生まれのメンバーもいて、オンマ世代の私から見ればもはや娘や息子目線で頭を抱えますw

サバ番では、放送中に視聴者が自分が推してデビューさせたい練習生に投票するシステムを導入。

デビュー前に自分が未来のスターの原石を見つけて育ててデビューさせアーティストを応援するスタイルが定着したのが第5世代とそのファンダムの大きな特徴と言えるでしょう。

私の1Pick!』に特別感を感じるのでしょうね。

代表的なグループ

  • ZEROBASEONE (ZB1):サバ番『BOYS PLANET』から誕生。多国籍メンバーで構成。高い歌唱力とパフォーマンス力が魅力!
  • RIIZE:SMエンターテインメントからデビューした7人組グループ。EXO・NCT・aespaなどの先輩グループの系譜を受け継ぎ多様な音楽ジャンルに挑戦!日本でも大人気
  • NewJeans:HYBE傘下のADORからデビューした4人組ガールズグループ。デビュー時から高い人気を誇るZ世代のファッションアイコン!
  • LE SSERAFIM:ソスミュージックからデビューした5人組ガールズグループ。AKB48とIZ*ONE出身の宮脇咲良(SAKURA)が所属!

K-POP第5世代のSNSマーケティング


第4世代同様、プラットフォームの多様化としてTikTokやInstagramのリールなどショート動画コンテンツが人気を集めています。

これにより、よりカジュアルで親近感のあるファンとの交流が可能になりました。

インスス(Instagramストーリーズ)やラバン(Instagramライブ)Q&Aセッションを行うことでファンとのリアルタイムなコミュニケーションがより盛んになり、ファンは積極的にアーティストに意見を伝え共感し合う関係性を築いています。

第5世代アーティスト同様、ファンダムもZ世代がほとんど。

Z世代はSNSネイティブでデジタルツールに慣れ親しんでいます。

第5世代K-POPアーティストのSNSマーケティングはファン層のZ世代の特性に合わせ緻密なデータに基づいた戦略 が成功のポイントでしょうね。

K-POPアーティストSNSマーケティング今後の展開予想


やはり、今後は AIを活用しファンに合わせたコンテンツを提供するSNSマーケティングにシフトしていくのではないかなと予想しています。

時代の波に乗りながらトレンドを先取りし、SNSマーケティングを展開してきたK-POP。

変化しながらSNSマーケティングが成功した理由は希望に満ち溢れ、夢を抱き、懸命に活動するアーティストと支えているファンたちの生き様と歴史にあるのでしょう。

次回#22に続く・・・。


2025/01/21
【#20】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第4世代編~  

K-POP第4世代と日本の第3次韓流ブーム


いよいよ第4世代について記事を執筆します。

SNSを駆使したマーケティングとプロモーション展開でもはや単なる音楽ジャンルを超えてグローバルな文化と成長したK-POP。

日韓関係の中、踏ん張った第3世代の頑張りで誕生した第4世代もまた大きな壁が立ちはだかりますが悪条件を逆手にとって成功を収めました。

K-POP第4世代とは?


第4世代の期間は2020年から2022年。つい最近ですね。

SNSの駆使したマーケティング、プロモーションは当たり前。

多国籍グループも当たり前。

変化点といえば、ファン層がZ世代になったというところでしょうか。

デビューの時点で完璧なビジュアルとダンスパフォーマンスが求められSNSでのアーティストの言動が良い意味でも悪い意味でも常に注目されて大変だなぁ、と第2世代育ちから見た第4世代の印象です。

代表的なグループ

  • Stray Kids: ストリートカルチャーを基調とした音楽とパワフルなパフォーマンスが特徴
  • ITZY: 自信に満ちた歌詞とガールクラッシュな魅力のガールズグループ。TWICEの妹的ポジション
  • TOMORROW X TOGETHER (TXT): 青少年期の悩みや成長を描いた歌詞が共感を呼んでいます
  • ENHYPEN: サバイバル番組出身のグループでグローバルなファン層を持つ
  • aespa: アバターとリンクしたユニークなコンセプトが話題。日本人メンバーもいます


K-POP第4世代のSNSマーケティング


第4世代からSNSプラットフォームも世代交代になりました。

主流となったSNSが、Instagram・TikTokです。YouTubeはショート動画が好まれるようになりました。

【#12】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~TikTokダンスチャレンジに見るトレンド拡散効果~ TikTokは現代のカルチャーを語る上で欠かせないプラットフォーム。特に、K-POPアーティストはTikTokを効果的に活用し楽曲の拡散やファンとのインタラクションを深めています。中でも、2020年1月、ZICOの「Any song」をきっ...
 

こちらの記事で取り上げたようにTikTokダンスチャレンジ動画を発信することでグローバルに楽曲をプロモーションするマーケティングが定着。

ちょうど時はコロナ禍真っ只中。

自宅でダンスを踊りTikTokにアップするK-POPファンが第4世代アーティストたちを支えていたといっても過言ではありません。


コロナ禍での日本の第3次韓流ブーム


BTSやStray Kidsたちの人気とTikTokでの楽曲プロモーション効果、動画配信サービスの利用者増加により、コロナ禍でありながら日本で第3次韓流ブームが到来。

7年ぶりの韓流ブームは、第2世代が親になり、子供とコンテンツを楽しむなどファン層の広がりを見せたのが特徴です。

コロナ禍で海外渡航もできず、日本での来日公演ができない中、オンラインライブやオンラインサイン会などで日本のファンをコミュニケーションを図ったことで第4世代は第1世代から韓国が灯し続けてきたK-POP人気の歴史を守ることができたのです。

K-POP第4世代のSNSマーケティングはファンとの共感を生み出しグローバルな人気を維持しながらK-POPのさらなる発展に貢献しました。

そして、現在の第5世代へと歴史が受け継がれていったのです。

次回#21に続く・・・。

2025/01/20
【#19】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第3世代編~  

K-POP第3世代 新たな時代の幕開け


第2世代アーティストの飛躍により、グローバルなブームを築いたK-POP。

特に日本でのプロモーション展開の成功により、新大久保の韓国料理店・韓国コスメの普及など韓国関連ビジネスもにぎわいを見せました。

しかし、2012年8月。

当時の李明博大統領が竹島に上陸したことや様々な政治関連の問題により日韓関係が冷え込んだことが原因でK-POPアーティストの日本での活動に影響が出ました。

それまで毎日のように地上波の歌番組、バラエティー番組に出演していたアーティストたちの出演が減少。

私の推しバンドもそれまで毎年恒例だった冬ライブがなくなりました。
(これはショックでした)

2012年の後半は第2次韓流ブームに沸いたファンたちも徐々に減っていき、残ったのはコアなファンだけになったんです。

そして、2013年。

韓国内でのK-POPの勢いは止まらず、第2世代の成功により、各芸能企画会社が続々と新たなグループやアーティストをデビューさせ、K-POP第3世代の幕開けとなります。

K-POP第3世代とは?


第3世代の期間は2013年から2019年。

これまで見られなった大きな特徴として、多国籍グループが相次いでデビューしました。

第2世代アーティストに憧れた日本・中国・タイなどアジア人が韓国に渡り事務所の練習生になり韓国人メンバーと混じって活動するスタイルが誕生した世代です。

第3世代アーティストのTWICE日本人メンバーMOMOさんは実姉とダンス動画をYouTubeに投稿しそれが所属事務所スタッフの目に留まり練習生になった経緯があるそう。

YouTube発信が人生を変えたのですね。

代表的なグループ

  • EXO: 韓国人・中国人メンバーで構成。多彩なコンセプトと強力なボーカルでファンダムの熱狂もすごかった・・・
  • TWICE: 韓国人・台湾人・日本人メンバーで構成。爽やかでキャッチーな楽曲とダンスで国民的人気になった多国籍ガールズグループのパイオニア!
  • SEVENTEEN: 13人という大所帯でメンバー全員が作詞・作曲・振付に参加する多才なグループ
  • BLACKPINK: アーティストというよりセレブ!カリスマ性溢れるパフォーマンスと洗練されたビジュアルが魅力


そして、皆さんご存知BTSも第3世代。デビュー当時は防弾少年団というグループ名でした!

K-POP第3世代のSNSマーケティング


Twitter・Facebook・YouTubeに続いて、ついにInstagramが登場します。

Instagramの普及により、写真や動画・ライブ配信でアーティスト日常や活動の様子をリアルタイムで発信。さらにファンとの距離を縮めて親近感を高めました。

また、ハッシュタグを用いてキャンペーンやライブ配信を通じての質問コーナーなどファンとの双方向的なコミュニケーションを積極的に行いファン参加型のコンテンツも展開。

ビジュアルコンテンツの戦略的な活用として、ダンス練習動画の投稿が始まったのも第3世代からです。

ダンス練習動画をSNSで先行公開することでファンの期待感を高め楽曲のリリースを盛り上げるマーケティング展開が新鮮でした。


ライブ配信に特化したファンコミュニティプラットフォームの出現


以前、グローバルファンダムプラットフォームWeverse(ウィバース)について取り上げた記事を執筆しました。

【#14】韓国エンタメ×SNSマーケティング~アーティストとファンを繋ぐWeverse~ ブログ100日チャレンジ14日目になりました。今回から韓国エンターテイメントから見るSNSマーケティングに視点を変えてブログを執筆していきます。韓国エンタメについては、私の得意分野?専門分野ですので非常にヲタク・マニアック全開のシリーズにな...
 


このWeverseの先駆けとなったファンコミュニティプラットフォームV LIVEが誕生したのもこの時期です。

ライブ動画配信に特化したプラットフォームでV LIVEでしか見られない限定コンテンツが多数配信されたり、アーティストがライブ配信をすればファンはリアルタイムでコメントを送ったりハートを送ったりする交流の場として利用されました。
※現在はサービスが停止しており利用できません。

このように第3世代はSNSを通じて国境を越えて世界中に広がりそれまで以上にグローバルな文化現象となりました。

日本でも、これまで以上にリリースイベントを積極的に行いオールドメディアを通すことなくSNSでのプロモーション展開へとシフト。

SNSを活用した革新的なマーケティング戦略によって一時的に冷え込んだ日韓関係問題を乗り越え、K-POPの人気を落とすことなく成功を収めました。

一方的な発信ツールにとどまらずSNSの特性を上手く使い、新たなコミュニケーションのスタイルを生み出しK-POPの成長を牽引する重要な役割を果たした第3世代のビジネスモデルは第4世代へと受け継がれていきます。

次回#20に続く・・・。

2025/01/19
【#18】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第2世代編②  

K-POP第2世代 日本に進出!第2次韓流ブーム到来!


1つ前の記事で韓国がどのようにSNSを駆使し世界にK-POPを広めていったかを取り上げました。
【#17】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第2世代編①~最後におまけあり。 K-POP第2世代!K-POPが世界へ広がる!K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長。今回は、第2世代について取り上げます。第2世代はK-POPの歴史において非常に重要な転換期になりました。それまで韓国国内でマーケティング...
 

今回は、K-POP第2世代が日本に進出し第2次韓流ブームを牽引したSNSマーケティングとプロモーション展開について第2世代ファン育ちから見たコラム形式で記事を執筆していきますね。

第2次韓流ブームとは


第2次韓流ブームは、2010年から2012年頃にかけて起こりました。

私の肌感覚では地上波で放送された韓国ドラマ『美男(イケメン)ですね』の爆発的ヒットがブームのきっかけだったと思いますね。


ちなみに私も美男ですねでそれまで何の興味関心がなかった韓国エンタメの沼にどっぷり浸かりました。

それくらい描写が新鮮だったんです。

まるで少女マンガのようなストーリーやシチュエーション、キャストのキラキラ感がファンタジーそのもので夢中になったんですよねぇ。

美男ですねブームでそれまで韓国ドラマはシニア世代女性が観るものという概念が破られました。

この波に乗れ、と言わんばかりに韓国で人気者になった第2世代アーティストが続々と日本に進出していきます。

日本進出し成功した代表的な第2世代K-POPグループ

  • 東方神起: 日本語を完璧に習得し日本の歌番組やコンサートに出演するなど数々の記録を打ち立てました
  • 少女時代: 女性が憧れるビジュアルとパワフルなパフォーマンスで多くのファンを魅了しました
  • KARA: 可愛らしいビジュアルとキャッチーな楽曲で男性や子供、ファミリー層からも支持を集めました
  • BIGBANG: 中毒性ある音楽とファッションセンスでトレンドを牽引しました

第2次韓流ブームのSNSマーケティング


①の記事でも書きましたが、日本でもTwitterを活用したSNSマーケティングが重要な役割を担っていました。

ファン同士が情報交換を行ったり、韓国の事務所が日本法人を設立して日本人向けの公式アカウントで新曲のリリースやライブの開催など最新の情報をいち早く発信するなどリアルタイムで様々な情報を共有。

SNSを通じてアーティストがファンと直接コミュニケーションを取る機会が増えファンとの絆が深まり日本でのコンサートやイベントが急増。集客、収益に大きな成果をもたらしました。

YouTubeの存在

当時のSNSマーケティングではTwitterもですが、とにかくYouTubeの存在が大きかったなあと。

1つK-POPアーティストを知るたびにYouTubeでMVを観て日本にはない刺激的な演出、衣装、カメラワークに度肝を抜かれていたんです。

ライブ映像を観ながら、いつか日本ライブがあったら行ってみたい!生でパフォーマンスを観たい!と期待に胸を膨らませていた当時の私。

実際、初めて推しバンドの日本公演を観た時、YouTubeの中だけにいるんじゃない!本当に存在するんだ!と全身に鳥肌が立ったことを覚えています。

日本で成功したK-POPのプロモーション事例


これらのSNSマーケティングを活用し日本の音楽市場で成功を収めた第2世代K-POPアーティストのプロモーション展開についてまとめました。

日本オリジナル楽曲の制作

日本の音楽市場に合わせたかわいらしい曲調(韓国はかっこいい曲調が多い)と日本語歌詞で歌唱することで多くの日本のファンを獲得

日本での大規模なライブ開催

東京ドームや京セラドームなど大規模な会場でのライブを開催し数万人規模の観客を動員(韓国では東京ドームで公演したアーティストは成功者として認められる)

日本のテレビ番組への出演

歌番組への出演はもちろんバラエティ番組やドラマ出演などに出演し日本のエンターテインメントに溶け込み幅広い層にK-POPを認知

コラボレーション

日本のアーティストとの楽曲制作や日本企業のCM出演など

このように、第2次韓流ブームはK-POP第2世代アーティストの日本での活躍とSNSの普及が相乗効果を生み出した結果、大きな盛り上がりを見せました。

このブームは日本の音楽業界に大きな影響を与えただけでなく、K-POPが日本の若者文化に根付くきっかけとなったのです。

この後、2013年から第3世代へと歴史が動くのですが早くも正念場を迎えます。

次回#19に続く・・・。

2025/01/18
【#17】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第2世代編①~最後におまけあり。  

K-POP第2世代!K-POPが世界へ広がる!

K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長。

今回は、第2世代について取り上げます。

第2世代はK-POPの歴史において非常に重要な転換期になりました。

それまで韓国国内でマーケティングを広げていたK-POPが世界的な広がりを見せた世代です。

ここからSNSを活用したマーケティングが展開され、日本では『第2次韓流ブーム』が沸き上がりました。

第2世代については韓国がどのようにSNSを駆使し世界にK-POPを広めていったか、日本の第2次韓流ブームでのプロモーション展開と記事を2つに分けて解説していきます。

と言うのも、私がリアルタイムで第2世代SNSマーケティングを受けてきたのでw解説したい事が山のようにあるんです!!www

K-POP第2世代とは?

K-POP第2世代は、期間としては2004年から2012年。

第1世代のグループが解散していく中、東方神起を筆頭にSMエンターテインメント・YGエンターテインメント・JYPエンターテインメントといった大手事務所を中心に数多くの新しいグループがデビューしました。

第1世代よりも音楽性が多様化。バラード・バンド・ヒップホップなど様々なジャンルが生まれたんです。

さらに歌唱力だけでなく、ダンスパフォーマンス・表情管理・ビジュアル面も重視されるようになったのもこの頃。

今の第4・5世代のK-POPアーティストにとっては彼らがモデルロールなんです。

代表的なグループ


  • 東方神起: 第2世代の代表的なグループ!K-POPを世界に広め大きく貢献!
  • 少女時代: 華麗なプロポーションとパワフルなパフォーマンスで人気を集めた"国民のガールズグループ"
  • SUPER JUNIOR: バラエティ番組などにも出演。メンバーがアラフォーになった現在も元気に活動しています!
  • BIGBANG: KING OF K-POP!音楽性の高さで評価されたK-POP界の王様!
  • 2PM: 野性的な魅力とパワフルなダンスで大人気!現在もドラマ等で活躍中!




懐かしすぎて涙が出ます・・・
スモーキーメイク、流行りましたねぇ。
一昨年、昨年の少女時代やKARAの(期間限定)再結成が胸が震えたものです。

K-POP第2世代のSNSマーケティング


K-POP第2世代のSNSマーケティングは現在のK-POPのグローバルな人気を築く上で非常に重要な役割を果たしたと言っても過言ではありません。

世界的にSNSが普及し始めたと同時にTwitterやFacebookでファンとのリアルタイムなコミュニケーションを図り情報発信を展開しました。

私が推しバンドを知った2010年末、当時mixiから情報を取っていたのですがタイムラグが激しすぎて困っていたところ、当時のマイミクさんから『Twitterの方が情報速いよ!メンバーもTwitterやってるし!』と教えてもらい、Twitterアカウントを開設。

今みたいに動画配信サービスもなく音楽番組を視聴することも大変だったのですが、Twitterでは音楽番組生放送直後に海外のファンがアップしたアーカイブ動画が瞬く間に拡散され情報迷子にならずに済み、所属事務所公式アカウントで活動プロモーションを把握し、メンバーがTwitterで投稿すれば返信をくれますし異国のアーティストなのにグッと距離が近くなり嬉しかったことを覚えています(胸熱)。

私のような海外ファンに向けて韓国語だけでなく英語や日本語で情報を発信したこともSNSマーケティングの重要な戦略ですよね。

もう1つSNSマーケティングで大きな役割を果たしたのがYouTubeです。

新曲をリリースして活動することをカムバック(カムバ)と呼ぶのですが、カムバが決まるとアルバム(1集、2集とカウントします)のプロモーションとしてタイトル曲のMVティーザーがアーティストのYouTubeチャンネルで先行公開。

リリース時刻にMVがフルで公開されるシステムになっております。

このティーザーがファンにはたまらない!

  • どんなサビなのか?
  • 曲の全貌はどんな感じなのか?
  • ビジュアルコンセプトはいかに?

と、ドキドキ感を抱かせて音楽番組で1位にしよう!音源チャートで上位に入れよう!MVの再生数を伸ばそう!とファンの応援士気を高めるんです。

このように、K-POP第2世代のSNSマーケティングはTwitter・Facebook・YouTubeをフル活用し、 写真、動画で多様なコンテンツを発信しグローバルなファンを獲得。K-POPの認知を広めました。

特にTwitterでのメンバーの素顔が見えるプライベートなコンテンツは当時とても画期的でした。

プラットフォームが限定されていましたが、ある意味、アーティストのブランディングが明確になったとも言えるでしょう。

次回#18 ②に続く・・・。

おまけ
15年前、私が推しをずっと推し続けようと誓った当時の動画を貼っておきますw
(謎のヘアスタイルとアイメイクが気に入りました)



2025/01/17
【#16】韓国エンタメ×SNSマーケティング~K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長・第1世代編~  

K-POPの歴史

K-POPは韓国発祥の大衆音楽。

国をあげてK-POPを盛り上げ今や世界中で熱狂的なファンを持つグローバルな文化現象へと発展しました。

そこには、トレンドの波を先取りし上手くSNSマーケティングを活用した背景があります。

K-POPの歴史は1990年代後半から始まり、2000年代前半まで活躍したアーティストは第1世代と呼ばれているんですよ。
(現在、活躍しているK-POPアーティストは第5世代です(^-^))

ちなみに、私は2010年年末に韓国エンターテイメントに沼った第2世代育ちです。

今回から5回に分けて、K-POPの歴史から見るSNSマーケティングの変化と成長を解説していきます。

時代と共に変化したSNSマーケティングの歴史をご自身の起業人生と重ね合わせて振り返ってみてください(^-^)

K-POP第1世代!アイドル文化の黎明期


K-POP第1世代は韓国のアイドル文化の礎を築いた重要な時代です。

1990年代後半から2000年代前半にかけて活躍したアーティストたちが現在のK-POPの礎を築きました。

とは言え、実際に私がリアルタイムで第1世代の活躍を知らないので5年前に受講した韓国エンタメ講座で得た知識とインターネットで調べた情報をまとめて共有しますね。

代表的なグループ

  • ソテジワアイドゥル:韓国の音楽シーンに大きな影響を与えた伝説的な3人組グループ
  • H.O.T.:東方神起やNCTが所属するSMエンターテインメントからデビューし国民的な人気を博したグループ
  • S.E.S.: 韓国初のガールズグループとして大きな成功を収めたグループ
  • 神話: 長く活動を続けました。K-POP界のレジェンドとして今も人気
当時の音楽番組の動画ですが、衣装やメイク、サウンドが懐かしいですね~。
日本の音楽シーンもこんな感じだったなあ。



最近はY2Kブームで第4・5世代のK-POPアーティストが第1世代アーティストの楽曲をカバーしてTikTokで人気を集めるなど再注目されているのも興味深いです。

K-POPの礎を築いた第1世代ですが、当時はどのようなSNSマーケティングを展開していたのでしょうか。

K-POP第1世代のSNSマーケティング


K-POP第1世代の時代は、現在のようなSNSは普及しておらず、マーケティングはテレビやラジオといったオールドメディアが中心でした。

そのため、SNSマーケティングという概念はほとんど存在していません。

こちらも日本と同じですね。

SNSがなかった時代のK-POPマーケティングを辿っていくと・・・

今も放送中の音楽番組『ミュージックバンク』や『人気歌謡』などの音楽番組出演がアーティストの知名度を上げる上で最も重要な手段だったそうです。



そして、ラジオ番組に積極的に出演し楽曲を披露することで大衆にアピール。

ラジオで生歌披露は現在も受け継がれているプロモーションです。



日本でも明星などありましたが、アイドル雑誌や音楽雑誌で特集を組まれることでファン層を拡大していたとのこと。

それでは、ファンとはどのような形でコミュニケーションを図っていたのでしょうか。

ファンとのコミュニケーションは主にファンレターを通じて行われ、DaumやNateといったインターネット掲示板でファン同士が情報交換や交流を行っていたそうです。

Daumは現在も活発に活用されていてファンカフェ(ファンコミュニティ)は存続中。

모든 이야기의 시작 - Daum 카페 모든 이야기의 시작, 다음 카페
 

このように、K-POP第1世代のSNSマーケティングは現在のように発達していませんでしたが、ファンとのコミュニケーションや情報発信の手段としてインターネット掲示板などが利用されていました。

その後、2000年代中盤からの第2世代からSNSの普及でK-POPのマーケティングは大きく変化しグローバルで多様な形へと発展していったんです。

次回は、私がリアルタイムでいろいろな情報を目の当たりにした第2世代のSNSマーケティングについて解説します。

#17に続く・・・。

2025/01/16
【#15】韓国エンタメ×SNSマーケティング~ドラマで大ブレイク!SNSマーケティングの効果~  

2025年も韓国ドラマが熱い!

皆さんは韓国ドラマはお好きですか?

韓国ドラマと聴くと私より上の世代の方は『年配の女性がハマる』印象が強いかもしれませんね。
(冬ソナブーム世代)

時は2025年。

韓国ドラマが日本で人気を博して今年で23年目に入りました。

コロナ禍までは地上波や衛星放送で放送、レンタルビデオ店でDVDをレンタルし新作を楽しむ、が主流でしたがコロナ禍になり、動画配信サービスNetflix加入者が激増。

Z世代・MZ世代もハマり、韓国ドラマは本国の放送と同時にオンタイムで視聴できる身近なグローバルコンテンツへと変化したんです。

Netflixで配信の韓国ドラマと聞いて浮かぶ作品は何ですか?

多くの方は、イカゲームが思い浮かぶのではないでしょうか。

イカゲームは2024年末にシーズン2がNetflixで配信がスタートし、韓国内では食品業界を筆頭にコラボ商品が販売されるなどコンテンツの枠を超えて盛り上がりを見せています。

シーズン3も予定されているそうですので2025年も韓国ドラマは注目を集めるでしょう。

韓国ドラマのSNSマーケティング効果


さて、そんな韓国ドラマですが、韓国内での広報についてご紹介します。

なんと言っても主流広報はSNSを活用したマーケティングです。

X(Twitter)・Instagram・YouTube・TikTokといった幅広いユーザーが利用しているSNSプラットフォームでこまめなマーケティングを展開しています。

2024年、日韓で絶大な人気を博した作品があります。

ソンジェ背負って走れ(原題:선재 업고 튀어)


韓国で2024年4月8日~5月28日までtvNの月火ドラマとして放送。(韓国では2日続けて連ドラ放送)

人気バンドのボーカルであるソンジェが突然亡くなり、彼を推していた女性が彼を生かすために2008年にタイムトリップして奮闘するファンタジーラブストーリーで日本では韓国放送と同時に動画配信サービスU-NEXTで独占配信がスタートしストーリーが進むにつれて視聴者が作品の沼に浸かっていきました。

特にX(Twitter)では、#선재업고튀어・#ソンジェ背負って走れ のハッシュタグをつけて日韓ソンジェファンたちがオンタイムで感想やら考察やら印象に残ったシーンのキャプチャーを添付し盛り上っていましたね。

ドラマオンエアの月火の夜はXのトレンドに#선재업고튀어・#ソンジェ背負って走れ、関連ワードが複数ランクインしていてポストに興味関心を持ったユーザーが視聴に参入することでSNSマーケティングが大成功しました。

まさにXの大きな特長で強みである拡散力を大いに有効活用した結果と言えるでしょう。

期待感を湧かせるコンテンツ発信


ドラマを放送したtvNのSNSアカウントは、オンエア前後にファンが次もドラマを視聴したい期待感を湧かせるコンテンツ発信が非常に優れています。

こちらは最終回翌日の朝にXで発信されたポスト。

主演俳優たちの撮影ビハインドのショートムービーを公開しました。

ソンジェロスになっているファンにはたまらないコンテンツですよね。

放送が終わってそのまま、ではなくファンに対してドラマを愛してくれてありがとうと感謝を込めたメッセージは私たちスモールビジネス起業家も見習い学び取り入れたい姿勢です。

ドラマ大ブレイク後の俳優たちも大飛躍!


韓国では、ドラマが大ブレイクすると主演俳優や共演俳優の人生もガラッと変わります。
(これは日本以上かも)

例えば、ソンジェを演じたビョン・ウソクさんはドラマ終了後、複数社の韓国企業のイメージキャラクターとして広告に登場。

昨年末に渡韓した際、カフェチェーンとチキンチェーン店で彼の広告を目にしました。

街の至る所にウソクさんがいるんです。

広告以外も劇中にソンジェが所属するバンドが歌った소나기(ソナギ)というOSTも大ヒット。

昨年秋に日本で開催された音楽授賞式でウソクさんが歌唱し話題になりましたし、多数のK-POPアーティストがYouTubeでカバーしました。


ちなみに私の推しバンドFTISLANDもカバーしたので貼っておきますw
劇中バンドメンバーとして共演したスンヒョプが所属するバンドN.Flyingが歌ったOST『Star』もヒットしInstagramのリールでたくさん使われました。

このように、SNSマーケティングはコンテンツの出し方次第で多方面で効果をもたらします。

1番は大衆やファンのハッシュタグ発信や拡散力であるかもしれませんね。

次回#16に続く・・・。


2025/01/14
【#14】韓国エンタメ×SNSマーケティング~アーティストとファンを繋ぐWeverse~  
ブログ100日チャレンジ14日目になりました。

今回から韓国エンターテイメントから見るSNSマーケティングに視点を変えてブログを執筆していきます。

韓国エンタメについては、私の得意分野?専門分野ですので非常にヲタク・マニアック全開のシリーズになりますが『変わった起業家がいるな』と珍しい人を見る目でwあたたかく読んでもらえたら幸いですw

韓国エンタメ、特にK-POPはSNSを活用したマーケティングで圧倒的な成果を上げています。

そこにはファンとの強い絆やグローバルなSNSプラットフォームをの戦略的な活用・コンテンツの質の高さなど多くの要素が組み合わさっていて、スモールビジネスにおいても韓国エンタメのSNSマーケティングから学ぶべき点・取り入れる点がたくさんあるんです。

スモールビジネス起業家さんの中にはオンラインサロンやオンラインコミュニティを開設し、ファンビジネスを展開して根強いファン(顧客、フォロワーなど)と交流している方も多いですよね。

韓国エンタメ業界でもファンビジネスは欠かせず、もはやファンが事務所のスタッフの代わりにアーティストのマーケティングやブランディングに注力を注いでいるといっても過言ではないでしょう。

K-POPアーティストのファン集団はファンダム(Fandom)と呼ばれています。

アーティストごとにファンダムには呼称があり、例えば、BTSのファンダムはARMY(アーミー)と呼ばれています。

このファンダムに特化し強い影響力を持つSNSプラットフォームがあるのはご存知ですか?

それが、Weverse(ウィバース)です。

Weverse(ウィバース)とは?


2019年6月10日に韓国エンターテイメント企業HYBE Corporation(BTS、SEVENTEENなどが所属)がサービスを開始したグローバルファンダムプラットフォームです。

HYBE傘下のアーティストを中心に今やほとんどのK-POPアーティストたちが登録し世界中のファンが集まる巨大なコミュニティへと成長しました。

J-POPアーティストもYOASOBIなどが登録しています。

ちなみに、私が推している韓国ロックバンドFTISLANDも登録しているので私も利用していますwww
(それも年間更新の有料メンバーシップ加入者です!!!!!ww)


Weverseは無料で誰でも加入できるので複数のアーティストのページでWeverseコンテンツを楽しむことができますし、書き込みやアーティストの投稿にコメントを残すことができます。

運が良ければ、推しからコメント返しが来ます。(私はWeverseではまだ)

Weverseコンテンツや機能はどんなものがあるの?


写真・動画・ライブ配信など多様なコンテンツが揃っており、ファン同士が交流できるコミュニティ機能・アーティスト関連グッズやCDアルバムが購入できるストア機能も備わっていてWeverseの中でヲタ活に必要なものがワンステップで完結できてしまうのです。

メンバーシップに加入していれば、メンバーシップ限定のコンテンツが見れますし韓国ライブチケットの先行販売期間にチケッティングができます。(お世話になっています)

Weverseがファンダムに強い影響力を持つ理由


私自身、Weverseを利用していて思いますが・・・Weverseが人気の理由はアーティストとの距離の近さにあります。

一見、情報発信のプラットフォームかと思いますがアーティストとファンの絆が深まるコミュニケーションが強くて最初は使い方に戸惑いを感じました。

ここに韓国人と日本人のコミュニケーション力やSNSへの価値観など文化の違いが表れているのではないかと。


Weverseというグローバルファンダムプラットフォームから見たスモールビジネスで活かせる3つのポイント

  1. 顧客を単なる消費者でなく共創者・パートナーとして向き合う
  2. ストーリー性のある顧客の心に響くコンテンツを発信
  3. 顧客に合わせた情報を提供しより深いコミュニケーションを図る

顧客1人1人を大切にし長期的な視点で顧客との信頼関係を築いていきたいですね。

次回#15に続く・・・。


2025/01/13
【#13】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~予想外!みんなが気になった記事はこれだ!~  
100日ブログチャレンジがスタートして13日目。

日韓のスマホにおける価値観・SNSマーケティングを対比してきました。

前回までの12日間でアクセス数が多かった記事がこちらです。

【#5】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~日韓ライバー文化とビジネスモデルを比較分析~ 近年、日本と韓国において動画配信プラットフォームを通じて活躍するライバー(動画配信者)の人気が高まっています。しかし、両国のライバーシーンには文化的な背景やプラットフォームの違いなど様々な違いが存在します。今回の日韓スマホ&SNS比較ブログ...
 

5日目に投稿した『日韓ライバー文化とビジネスモデル比較分析』。


正直言って予想外のアクセス数でびっくり(笑)


昨今、InstagramやTikTokでライブ配信をするスモールビジネス起業家さんが増える中、日韓のライバーマーケティングに対する関心の強さを感じました。


皆さん、気になっておられるんだなあ、と。

沢山のご関心をいただきありがとうございます。


記事内で取り上げた韓国のライブ配信プラットフォーム『AfreecaTV』のライバーマーケティングは独特で興味深い点がたくさんあるのでもう少し詳しくお伝えしたいのですが・・・センシティブな情報も含まれるため整理して改めてご紹介します。


ここまで日韓対比をテーマにしてあらゆる記事を執筆してきましたが、14日目からは視点を変え韓国エンターテイメントから見たSNSマーケティングについて深堀りしていきます。


SNSリテラシーやデジタルタトゥーといった問題についても触れていきますので日々のSNS活用の参考にしていただければ幸いです。

次回#14に続く・・・。

2025/01/12
【#12】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~TikTokダンスチャレンジに見るトレンド拡散効果~  

TikTokは現代のカルチャーを語る上で欠かせないプラットフォーム。


特に、K-POPアーティストはTikTokを効果的に活用し楽曲の拡散やファンとのインタラクションを深めています。


中でも、2020年1月、ZICOの「Any song」をきっかけに流行したダンスチャレンジはK-POPにおけるTikTokマーケティングの成功例として広く知られています。

左側で踊っている男性がZICO。隣でダンスチャレンジに参加しているのがMAMAMOOのファサ。


K-POPアーティストの活躍が目覚ましい一方で日本のJ-POPアーティストはTikTokでのダンスチャレンジをどのように活用しているのでしょうか?

今回はTikTokにおけるダンスチャレンジの現状・J-POPアーティストの取り組みとその効果について考察します。

さらにTikTokが持つビジネス的な側面、特にマーケティング戦略についても取り上げていきます。

TikTokにおけるダンスチャレンジの現状


TikTokのダンスチャレンジは、アーティストが楽曲のサビ部分の振り付けを提示しユーザーがその振り付けを真似て動画を作成するものです。


このシンプルな仕組みながら楽曲の認知度向上やファンとの一体感を生み出す効果が非常に高いことが特徴です。


K-POPアーティストは、ダンスチャレンジを積極的に活用し、楽曲のグローバルなヒットに繋げています。

例えば、BTSやTWICE・BLACKPINKは、洗練された振り付けとキャッチーな楽曲で世界中のユーザーを魅了し数多くのチャレンジを生み出しています。

J-POPアーティストの取り組み


J-POPアーティストも、TikTokのトレンドに敏感でダンスチャレンジに取り組むアーティストが増えてきています。


しかし、K-POPアーティストと比較するとその頻度や規模はまだまだ小さいと言えます。


一部のアーティストは楽曲のリリースに合わせてダンスチャレンジを企画しファンからの動画投稿を呼びかけています。

また、インフルエンサーとコラボレーションしチャレンジの拡散を図るケースもみられます。

imaseにおいては、「NIGHT DANCER」という楽曲が韓国の音楽プラットフォームMelOnのTOP100にランクインしたJ-POP初の楽曲でK-POPアーティストやインフルエンサーが次々とダンスチャレンジ動画を投稿したのをきっかけにimase自身もJ-POPアーティストとダンスチャレンジを投稿しています。

TikTokでのトレンド拡散効果


TikTokでは、アーティストがコンテンツを作成するだけでなくファンダムがそれを基に新しいコンテンツを作り上げるという双方向的なコミュニケーションが特徴です。


アーティストがTikTokのトレンドに動画で反応することで自分に関連するトレンドをさらに広く拡散させることができます。


ダンスチャレンジはこのメカニズムを最大限に活用できるコンテンツの1つ。

ユーザーが作成した動画は、ハッシュタグを通じて拡散されて新たなファン層にリーチすることができます。

また、アーティストとファンが同じコンテンツを共有することで、コミュニティ意識が醸成されファンエンゲージメントの向上にも繋がります。

TikTokにおけるビジネスマーケティング


TikTokはZ世代を中心に人気を集めているプラットフォームであり、企業にとっても魅力的な広告媒体となりユーザーの興味関心に基づいて配信されるため高いターゲティング精度が特徴です。


特にダンスチャレンジはブランドとのコラボレーションに適したコンテンツでダンスチャレンジはその中でも特に効果的なプロモーション手法の1つと言えるでしょう。

例えば、ファッションブランドは自社の製品を使ったダンスチャレンジを企画することで若年層へのブランド認知度向上を図ることができるんです。

このようにTikTokは音楽業界のマーケティング戦略に大きい変化をもたらしました。


J-POPアーティストもTikTokを活用したマーケティング戦略を強化していくことでより多くのファンを獲得できます。


ただ、TikTokのアルゴリズムは頻繁に更新されており効果的なコンテンツの作り方は常に変化しています。


アーティスト側は最新のトレンドを常に把握しそれに合わせた戦略を立てていくことが重要だと言えるでしょう。


今後も音楽業界にどのような影響を与えるのか注目です。


#13に続く・・・。

2025/01/11
【#11】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~韓国ビジネスパーソンが活用するNAVERブログとは?~  
韓国でビジネスを展開するビジネスパーソンにとってNAVERブログは外せないツール。

なぜ韓国のビジネスパーソンたちはこぞってNAVERブログを活用しているのでしょうか?

今回は、韓国ビジネスパーソンがNAVERブログで発信する内容や韓国マーケティングにおいての役割を調査したので新しい価値観に触れていただけたらと思います。

NAVERブログとは?


NAVERブログは韓国最大の検索エンジンNAVERが提供する無料のブログサービスです。

私もNAVERアカウントを持っていて韓国ニュースを読んでいますし、渡韓の際は地図サービスのNAVERマップで目的地までナビゲーションを利用しています。


韓国では圧倒的なシェアを誇り、個人や企業問わず多くの人々に利用されていて、SEO対策がしやすく韓国市場でのマーケティングに効果的でテンプレートも豊富。デザイン性の高いブログを簡単に作成できます。


韓国のビジネスパーソンはブログで何を書いているの?


私たち日本のビジネスパーソンにとってブログは事業をより多くの人に知ってもらうための情報発信ツールとして欠かせないものですが、韓国ビジネスパーソンはブログに何を書いているか気になりませんか?

調査したところ、韓国のビジネスパーソンがNAVERブログで発信している内容は日本のビジネスブログと共通する部分も多く多岐にわたることが分かりました。

業界トレンドや最新情報

自身の専門分野に関する最新トレンド・ニュース・事例研究などを紹介し読者に有益な情報を提供。

ビジネススキル向上

プレゼンテーション・交渉術・リーダーシップなどビジネスパーソンとして必要なスキル向上に役立つノウハウやテクニックを共有。

企業文化や働き方

自社の企業文化や働き方を紹介。働き方改革やリモートワークなど現代のビジネスパーソンが関心を持つテーマについて考察。

スタートアップ・ベンチャー企業について

スタートアップ・ベンチャー企業の創業者や経営者が起業の経験やノウハウを共有。


個人的な経験や学び

ビジネスだけでなく個人的な経験や学びをブログに綴り読者との共感を深める。

NAVERブログが韓国マーケティングに有効な理由


さらに、NAVERブログは韓国マーケティングにおいて重要な役割を持っていることも分かりました。

ターゲット層へのアプローチ

NAVERブログは韓国のネットユーザーに広く利用されているためターゲット層に直接アプローチできる。

ブランドイメージ向上

質の高いコンテンツを発信することで企業のブランドイメージ向上に繋がる。

顧客との関係構築

ブログを通じて顧客とのコミュニケーションを図り関係性を深めることができる。

いかがでしたか?

隣国のビジネスパーソンも日々ブログを活用して自身の事業や専門性を発信していると思うと刺激になるし背中を押されますね。

#12に続く・・・。

2025/01/10
【#10】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~韓国版mixi2?会員制コミュニティSNSを探る~  
昨年末、日本ではmixi2が話題を集めました。

会員制であることで思わずアカウントを開設した方も多いのではないでしょうか。

実は、韓国のSNSユーザーも「会員制」というキーワードに注目が集まっています。

閉鎖的な空間だからこそ生まれる濃密なコミュニケーションや特定のコミュニティに属しているという感覚は多くのユSNSユーザーにとって魅力的な要素なんですよね。

今回は、韓国におけるmixi2のような会員制コミュニティSNSについて人気の秘密を調査してみました。

韓国ではmixi2のような大規模なコミュニティサイトよりも特定のテーマや関心に基づいた小さなコミュニティが数多く存在してきたようです。

これらのコミュニティはオンライン掲示板やチャットルームといった形で運営されており会員制によって外部からのアクセスを制限することでより密度の高い交流を可能にしていたそう。

調査していくと、あるオンラインコミュニティサイトに辿り着きました。

その名も

DC Inside (디시인사이드)

DC Inside とは?


韓国最大のオンラインコミュニティサイトの1つ。
様々な分野の掲示板が設けられており、特定のアイドルグループを応援するファンコミュニティやゲーム・アニメ・漫画など多岐にわたる趣味のコミュニティが活発に活動しています。
会員登録は無料ですが一部の掲示板は会員限定で閲覧できるなど会員制の要素も取り入れています。
DC Insideの特徴はその自由な発言が許される雰囲気です。
匿名で投稿できるため、率直な意見や感情を共有することができ熱狂的なファンコミュニティが形成されています。

実際にアクセスしてみました!!
CONNECTING HEARTS! 커뮤니티 포털 디시인사이드입니다. 국내 최대 인터넷 커뮤니티 포털이자 인터넷 트렌드의 중심, 디시인사이드입니다. 실시간 베스트 등의 갤러리 커뮤니티 서비스를 제공합니다.
 

サイトを日本語に翻訳したキャプチャーがこちら。

先述したように幅広いジャンルの掲示板が数分単位で立ち上がっていました。

そのスピード感からも韓国人のスマホに対する価値観が読み取れます。

立ち上がっている掲示板は会員でなくても内容やコメント欄も閲覧できるものがあり読んでみましたが・・・

なかなか辛辣・過激な表現のコメントが複数あり、『ああ・・・これが炎上を引き起こすのだな』とリテラシースキルについても考えさせられました。

ちなみにこのDC Insideの利用者は10代~30代がメイン層。収益は広告と有料会員費から成り立っています。

mixi2との違い

コミュニティの規模と性質

DC Insideは非常に大規模なコミュニティであり多様なテーマの掲示板が存在する一方、mixi2は招待制度を導入していることもあり、より閉鎖的で身近な人との交流を重視するコミュニティ。

匿名性と招待制

DC Insideは匿名での投稿が可能なため率直な意見交換が行われているがmixi2は招待制を採用することである程度の身元確認が可能。

利用目的

DC Insideは情報収集や趣味の交流が主な目的。mixi2は友人・知人とのコミュニケーションを深めることが主な目的。


韓国の会員制コミュニティSNSは多種多様な形で存在しそれぞれのコミュニティが独自の文化を形成していることと単なるコミュニケーションツールにとどまらず社会の縮図とも言える存在で韓国の若者たちの価値観や文化をより深く理解することができました。


日本でもmixi2のようによりプライベートな空間で安心してコミュニケーションをしたいというニーズに応えるサービスが今後もますます注目を集めると思いますが、匿名性を利用した誹謗中傷や違法行為も問題視されているのも事実。

更に健全なコミュニティ運営のための対策が求められるでしょう。


#11に続く・・・。


2025/01/09
【#9】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~コンセプトコンテンツ・個性と世界観~  

韓国YouTubeコンセプトコンテンツは個性と世界観が多様!


K-POPアーティストのMVからのVlogerの日常Vlogまで韓国のYouTube発信の表現方法は多種多様です。

今回は、韓国のYouTubeコンセプトコンテンツに焦点を当てその個性と世界観の奥深さをご紹介します。

ビジネスのブランディングや起業家としての個性の出し方、コンセプトコンテンツ構築の参考として新たな価値観を知っていただけたら幸いです。

なぜ韓国のYouTubeコンテンツは面白いの?


日本のビジネスパーソンのYouTubeコンテンツをはじめ各SNSコンテンツがとても面白く魅力的なコンテンツが揃っていますが、個人的に当たり障りのない内容が多いなあ。もっと発信者の個性が見たいのに。と思う部分がありました。
(ここでいう個性とは独自性をさしています)

皆さん、1人1人事業内容やポリシーなど違うのに何故か同じようなコンテンツが並ぶのが不思議でたまらないんです。

同じようなコンテンツばかり見ていると想像性に偏りが出てきてしまう。

私はスモールビジネス女性起業家さんのX(Twitter)の先生・プロデューサーとしてアカウントプロデュースも携わっていてコンテンツアイデアをご提案するので日本以外に韓国のSNSコンテンツを見て参考にしているのですが特にYouTubeコンテンツがチャンネル登録したくなるくらい魅力的なんです。

韓国のYouTubeコンテンツがグローバルに人気を集めている理由として、その独創的なコンセプトと完成度の高い映像美が大きな魅力だからと考えています。

特に近年では、アーティストのMVのようなクオリティの高い映像やドラマ仕立てのストーリー性のあるコンテンツが増え視聴者を飽きさせないんです。

世界観の深掘り・・・テーマとビジュアルの融合


韓国のYouTubeコンテンツは単に面白いだけでなく深いテーマを扱っているものが多くあります。

例えば、社会問題・恋愛・友情など普遍的なテーマを扱いながらもそれを独自の視点で表現しています。ここに個性が爆発するのでしょうね。

また、映像美にもこだわりが強く色彩・アングル(カメラワーク)・BGMなどを効果的に使い視聴者に強い印象を与えています。

私が実際に感動したYouTubeコンテンツがこちら。



サムネイルを見ると韓国伝統ドラマ?と思いませんか?

違うんです。

ドラマでもMVでもないコンセプトコンテンツなんです。

イェソと名乗る若い女性が動画のメインキャストなのですが、築300年の家に92歳のおばあちゃんと一緒に暮らしているコンセプトで動画を発信しておられます。


ここまでなら特に珍しくない通常の動画になるのですが、驚いたのは彼女の装い!

がっつり韓国の伝統衣装とヘアスタイルなんです!!
(韓国の伝統ドラマで観たことありませんか?)

なんで?この現代にこの装い?と一瞬混乱したのを覚えていますが、動画を観続けているとさらに衝撃。

主に韓国の伝統料理を調理する動画が多いのですが、包丁もお鍋もごはんを炊く釜も全て昔々の調理器具・・・。

ドラマで観たことあるものばかりです。

その手つきや道具の扱い方から想像するに、どうやら彼女は料理人さんのようです。

動画の概要欄には何も記載してありませんが、料理人である彼女が制作チームとタッグを組んで韓国の伝統料理を紹介するコンセプトコンテンツなんだ!と理解しました。

これ、ただ普通に料理人の女性がキッチンで伝統料理を作り動画にしても他に同じようなコンテンツを出している料理動画はたくさんあるし差別化が難しいですよね。

ですが、ここまで世界観を作りこんでコンセプトと個性を強調すればチャンネル登録者数も再生数も伸びるわけです。
(このチャンネルは8ヶ月前に開設して現在登録者数 12.8万人)

さらに、視聴者の心に響くようなストーリー仕立てになっていて美しい映像や生活音が視聴者の心を揺さぶります。

コンセプトコンテンツには感動を生み出す力もあるんですよね。

多様性と深みのある世界観が魅力


このように韓国のYouTubeコンセプトコンテンツはその多様性と深みのある世界観が魅力です。

ぜひ、皆さんも様々なコンテンツに触れて自分だけの世界観を見つけてみてください。

#10に続く・・・。

2025/01/08
【#8】日本と韓国、スマホの価値観大解剖~Vlogって何?~  

Vlogは個人の日常や趣味などを動画で発信する新しい形のコミュニケーションツール


近年、韓国ではVlog(ブログ+動画)が爆発的な人気を集めています。

一体なぜVlogはこれほどまでに人々を魅了しているのでしょうか?

今回は、Vlogの魅力や韓国での人気の理由について詳しく解説します。

新しいコンテンツ作成を検討中のスモールビジネス起業家さんの参考情報になれば幸いです。

Vlogとは?

Video Blogの略。

個人が自身の日常や趣味、旅行などを動画で撮影しYouTubeなどインターネット上に公開するもので、ブログ記事のように文章で情報を発信するのではなく、動画という視覚的な媒体を用いることでよりリアルで臨場感のある体験を視聴者に提供することができます。

日本でもVlogを公開しているYouTuberはいますがまだまだVlog文化としては規模は小さいです。

日本人ですが韓国に住んでいてVlogコンテンツを提供しているパイオニアがこりあゆさん。



こりあゆさんは顔出しもしているのでより動画の趣旨が伝わりやすいです。

Vlogは長尺動画・15分・30分程度の動画と長さも投稿者により様々で耳馴染みいい心地よいBGMや字幕をつけることで世界観がグッと広がり視聴意欲が増すんです。


そして私自身、韓国旅行に行く際、自分が宿泊するエリアのホテル情報・飲食店情報は日本人YouTuberの渡韓Vlogを観てリサーチしています。

実際、視聴している渡韓Vlog。



では、なぜ韓国でVlogが人気なのでしょうか?

① 身近な存在への共感

Vloger(動画投稿者)がまるで友達のように身近な存在として視聴者に感じられ、共感を得やすい。

ファッション・メイク・料理など日常生活に関する内容が多く視聴者は自分と重ね合わせながら動画を楽しむことができる。


② 多様なジャンルのコンテンツ

旅行・グルメ・美容・ライフスタイルなどVlogの内容は多岐にわたる。

視聴者は自分の興味関心に合ったVlogを見つけることができ飽きずに楽しむことができる。


③ 手軽に見られるエンターテイメント

スマホ1つで気軽に視聴できる手軽さが魅力。

通勤中や家事の合間などちょっとした空き時間に楽しむことができる。


④ 韓国の文化やトレンドを発信

韓国の最新トレンドや文化をいち早く知ることができるのも魅力の1つ。

K-POPアーティストや俳優のVlogも人気でファンにとっては貴重な情報源となっている。

私の推しも自身のYouTubeチャンネルでVlogを出しています・・・!



Vlog3つの魅力


  • リアルな体験

Vlogerの生の声を聞き表情や仕草から感情を読み取ることができ、まるでその場に一緒にいるような臨場感を味わえる


  • 新しい発見

知らなかった場所や食べ物や趣味などVlogを通して新しい発見をすることができる


  • ストレス解消

好きなVlogerの動画を見ることでストレスを解消したり気分転換ができる

私が好きな韓国Vloger planD플랜디さん。

生活音やシンプルだけど観やすい画角、コンテンツが癒しになっています。

PR案件動画もあり、Vlogでビジネス展開も可能なんです!



いかがでしたか?

Vlogは単なる動画ではなく、人と人を繋ぐ新しい形のコミュニケーションツールです。

韓国では、Vlogを通じて様々な情報や価値観が共有されコミュニティが形成されています。

もし、私たちスモールビジネス起業家がVlogコンテンツを作るなら・・・

  • セミナーや出張先でのグルメVlog
  • サロン開店前・閉店後のルーティンVlog
  • 女性社長の1週間コーディネートVlog

など、面白そうですね。

今後もVlogはますます発展し私たちの生活に不可欠な存在となっていくでしょう。

#9に続く・・・。

2025/01/07
【#7】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~日韓SNS活用事例・SNSごとの利用状況と特徴編~  
日韓スマホ&SNS比較ブログも7回目になりました。
なんとこのシリーズあと93回もあるので(笑)1つ1つじっくりねっとりマニアックに執筆していきたいと思いますw

今回は、日本と韓国でビジネスパーソンが最も利用しているSNSを調べました。
ランキング形式で紹介しそれぞれのSNSがどのような業態や業種のビジネスパーソンに人気があるのかを解説していきます!

日本と韓国のSNSランキング比較


日本と韓国、両国でどのSNSがビジネスシーンで活用されているのかわかりやすくランキング図にまとめました。

日本


このランキングは私たちの日本人にとっては納得といったところでしょう。

それでは、韓国のビジネスシーンで活用されているSNSはどのようなランキングになるのでしょうか?
日本を大きな違いがあるのでしょうか??

韓国



なんと、両国どちらもメッセージングアプリが1位という共通点があることが分かりました。
人々の生活に欠かせないツールとして根付いているのでビジネスシーンでも展開しやすい。
異国とはいえ、顧客心理は共通なのですね。

SNSごとの利用状況と特徴


では、このランキング結果を1つ1つ細かく見ていきましょう。

LINE・KakaoTalk


  • 利用率: 両国で圧倒的に高い。
  • 特徴: メッセージングアプリとしての機能に加え、決済・ゲーム・ニュースなど様々なサービスが統合されている。ビジネスアカウントの開設により顧客との1対1のコミュニケーションが容易にできる。
  • 主な利用者: 全世代。特に顧客との関係構築を重視する小売業・飲食業、・美容業などで利用されている。


Instagram


  • 利用率: 若年層~30代がメイン。(特に女性)
  • 特徴: 高画質な写真や動画を共有することでブランドイメージ向上や商品・サービスのプロモーションに効果的。
  • 主な利用者: アパレル・コスメ・飲食店など視覚的な訴求が重要な業種で特に人気。インフルエンサーマーケティングも盛ん。


Twitter(X)


  • 利用率: 幅広い世代。
  • 特徴: リアルタイムで情報発信できるためニュースやトレンドをいち早くキャッチしたい人や顧客との双方向コミュニケーションを重視する経営者や企業に最適。
  • 主な利用者: 経営者・起業家・メディアなど情報発信を積極的に行う人。


YouTube


  • 利用率: 全世代。
  • 特徴: 長尺の動画コンテンツを配信できるため製品説明やハウツー動画など詳細な情報を伝えたい場合に有効。
  • 主な利用者: 教育系・エンタメ系・ビジネス系など様々なジャンルのコンテンツが配信されている。


TikTok


  • 利用率: 若年層。
  • 特徴: 短尺動画で手軽にコンテンツを作成・共有できるためエンタメ性が高く、トレンドに敏感な若年層に人気。
  • 主な利用者: エンタメ・ファッション・美容などトレンドを意識したコンテンツが人気。


いかがでしたか?

日本と韓国のSNS利用状況は共通点や似ている部分もありますがそれぞれ特徴的な点があることがわかります。


このブログシリーズで繰り返し記述していますが、日本はLINEの利用率が圧倒的に高くビジネスアカウントの活用も進んでいて、韓国はKakaoTalkの利用率が非常に高くK-POPアイドルやインフルエンサーの活動が盛んであるんですよね。


ビジネスに最適なSNSターゲットとする顧客層や伝えたいメッセージを明確にすることはとても重要です。

自分のビジネスに合ったSNSを選択し効果的なマーケティング活動を行っていきましょう。

#8に続く・・・。


2025/01/06
【#6】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~自撮りの悩みを解決しビジネスに活かそう!~  

自撮りが苦手なあなたへ!日韓のビジネスパーソンから学ぶ魅力的な写真の撮り方


  • SNSで自分の顔を出したいけど、どうすればいいのかわからない
  • 自撮りが苦手でいつも同じような写真になってしまう


といった悩みをお持ちのスモールビジネス起業家さんへ。


今回は日本と韓国のビジネスパーソンやインフルエンサーの自撮りスタイルを比較しその違いから学ぶべき点。
そして、より魅力的な自撮りを撮影するためのヒントをご紹介します。


そもそも何故、自撮りが重要なのか?

現代においてSNSはビジネスにおいて欠かせないツールの1つです。


特に、個人事業主やスモールビジネス起業家においては自分の顔が見えるSNSアカウントを持つことは顧客との信頼関係を築きブランドイメージを確立するために非常に重要です。


自撮りはそんなSNSにおいて最もパーソナルで効果的なコミュニケーションツールの1つと言えるでしょう。

日本人と韓国人の自撮りの違いについて

日本人と韓国人の自撮りにはそれぞれ特徴的なスタイルがあり文化的な背景も反映されています。

① 自然な美 と 華やかな美


日本人: 自然な笑顔や表情を重視し加工も控えめな傾向。飾らない素の自分を表現したいという意識が強い。

例えば、柔らかい光を浴びて穏やかな表情で撮られた写真。


韓国人: トレンドを取り入れ華やかで美しい自分を演出する傾向。美肌効果やフィルターなどを駆使し完璧な姿を追求。

例えば、明るい照明の下、完璧なメイクでポーズを決めた写真。


② 背景との調和 と 個性の主張


日本人: 風景や食べ物など背景との調和を重視しシチュエーションを楽しむような自撮りが多い。

例えば、カフェでスイーツと一緒に撮られた写真。


韓国人: 自分自身を際立たせ個性的なポーズや小道具を使って自己表現。

例えば、流行りのポーズで個性的なフィルターをかけて撮られた写真。

参照:韓国ファッションブランドIMVELYなどを手がけるビジネスパーソン兼インフルエンサー イム・ジヒョンさんInstagram

自撮りはセルフプロデュースの一環

日本人ビジネスパーソンは自撮りをセルフプロデュースの一環として捉える傾向はあまりありません。

一方、韓国人ビジネスパーソン・インフルエンサーはイム・ジヒョンさんのようの自撮りを自己プロデュースの重要な要素として捉え常に新しいトレンドを取り入れながら魅力的な自分をアピールしているんです。

写真1枚で消費者の購買意欲や商品・サービスの売上の命運がかかっている意識が強いのだなとリサーチをしながら感じています。

自撮りを成功させるためのヒント

日本人ビジネスパーソンはスマホを構えて撮るスタイルが一般的に対し、韓国人ビジネスパーソン・インフルエンサーは自撮り棒やリモコンを使って撮るスタイルが一般的です。

この撮影テクニックで自撮りを手こずる方も多いのではないでしょうか。

はい!スマホでの自撮りを成功させるヒントをここでご紹介しますね。


  1. 照明を工夫する:自然光は肌を美しく見せてくれます。窓際など、明るい場所で撮影しましょう。
  2. 角度を変える: 真正面から撮るのではなく少し斜めから撮ることで顔の輪郭をシャープに見せることができます。
  3. 背景に気を配る: 背景がごちゃごちゃしていると写真がごちゃついた印象になります。シンプルな背景を選ぶようにしましょう。
  4. 表情練習をする: 普段から鏡の前で様々な表情を練習しておくといざという時に役立ちます。
  5. 加工アプリを活用する: 加工アプリを使えば簡単に写真の色味を調整したり肌をきれいに見せたりすることができます。


最近はスマホのカメラの性能が向上し、誰でも手軽に高画質な自撮りができるようになりました。

ちなみに、韓国では自撮りを「セルカ」と呼びます(韓国語のセルフィーから由来)。

先述したように自撮りは単なる自己表現の手段だけでなくビジネスにおいても重要なツールです。
日韓の自撮りの違いから学び自分自身の魅力を最大限に引き出すような自撮りを心がけましょう。

#7に続く・・・。

2025/01/05
【#5】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~日韓ライバー文化とビジネスモデルを比較分析~  
近年、日本と韓国において動画配信プラットフォームを通じて活躍するライバー(動画配信者)の人気が高まっています。

しかし、両国のライバーシーンには文化的な背景やプラットフォームの違いなど様々な違いが存在します。

今回の日韓スマホ&SNS比較ブログは、日韓ライバーの文化・ビジネスモデルなどそれぞれの魅力や特徴をリサーチしまとめてみました。

ライブ配信活動をしているスモールビジネス起業家さんはご自身の配信活動や展開の参考にしていただければ幸いです。

日韓ライバーの現状と特徴


① 日韓ライバーの在り方

  • 日本: YouTubeなどのグローバルプラットフォームに加え国内独自の配信プラットフォームも多数存在。視聴者との共感を生み出す親しみやすいライバーが多い。
  • 韓国: AfreecaTV(このサイトのライバーはブロードキャストジョッキー『BJ』と呼ばれています)が圧倒的なシェアを占め、ビジュアルや美貌を活かしたライバーが多い。

【解説】
TikTok LIVEやInstagram LIVEなど短尺動画プラットフォームでのライブ配信も人気で若年層を中心に新たな視聴者層を獲得しています。


② 利用する動画配信サイト

  • 日本: YouTube・SHOWROOM・ふわっち・Pococha・Instagram LIVE・TikTok LIVEなど
  • 韓国: AfreecaTV、Twitch、YouTube、TikTok LIVEなど

【解説】

 両国ともプラットフォームの競争が激化しており新たな機能やサービスが次々と導入されています。例えば、視聴者参加型の企画やAIを活用した配信支援ツールなどが登場しています。



③ 日韓ライバーの活動内容

  • 日本: ゲーム実況・歌ってみた・雑談など多様なコンテンツの配信が行われている。コミュニティ作りを重視し視聴者とのコミュニケーションを大切にするライバーが多い。
  • 韓国: ライブコマース・個人放送・リアリティショー形式の配信など多様なコンテンツが存在。視聴者からの投げ銭やギフトによって収益を得る仕組みが確立されている。視聴者との一体感を重視する傾向がある。

【解説】
近年、日本でもライブコマースが注目を集めておりファッションやコスメなど様々な商品が販売されています。一方、韓国でもゲーム実況やバーチャルYouTuberも人気が出てきておりコンテンツの多様化が進んでいます。


④ ライバーのブランディング

  • 日本: キャラクター設定や世界観を構築し視聴者との共感を生み出すようなコンテンツ作りが重要。SNSを活用したマーケティングも積極的に行っている。
  • 韓国: 外見や才能をアピールしスター性を高めることが重要。ファンとの交流を重視しSNSでの活動も盛ん。

【解説】
両国ともライバーの個性を際立たせるためのブランディングが重要視されています。特に韓国ではライブコマースとの連携による商品開発、オフラインイベントの開催など多角的な活動を行っているライバーもいます。


⑤ 投げ銭制度の違い

  • 日本: 投げ銭システムは一般的だが韓国ほど盛んではない。視聴者からの投げ銭はライバーのモチベーション向上や活動資金に繋がる。
  • 韓国: 投げ銭文化が根強く視聴者は高額なギフトを贈ることでライバーを応援。投げ銭ランキングなどが存在し競争が激しい側面もある。

【解説】
投げ銭システムはライバーと視聴者との関係を深める上で重要な役割を果たしています。近年では仮想通貨を使った投げ銭やNFTを活用したデジタルグッズの販売など新たな形の投げ銭システムも登場しています。


⑥ ビジネス展開とマーケティング

  • 日本: 企業とのコラボレーション・グッズ販売・イベント出演など多様なビジネス展開が行われている。SNSマーケティングやYouTube広告などを活用したプロモーションが主流。
  • 韓国: ライブコマースを通じて商品を販売。インフルエンサーマーケティングに携わったりするなどビジネスとの連携が深い。

【解説】
両国ともライバーの経済的な自立を支援するための取り組みが進んでいます。例えば、マネジメント会社との契約や独自のブランドの立ち上げなどが挙げられます。

いかがでしたか?
日本と韓国、それぞれのライバーの魅力は感じられましたか?
文化やプラットフォームの違いがどのように配信内容に影響を与えているのか改めて考えてみるのも面白いですね。

次回#6に続く・・・。


2025/01/04
【#4】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~日韓インフルエンサーの違い~  

SNSやブログなどを通じて多くの人々に影響を与えることができる人=インフルエンサー。


それまでごく平凡な一般人がSNSで一夜にして有名人になる。これは決して他人事ではありません。


SNSで発信する一つ一つの言葉や写真や動画が私たちの購買行動やライフスタイルに大きな影響を与える時代になりました。


同じアジア圏の国でありながら日本と韓国のインフルエンサーにははっきりと異なる特徴があるって知っていましたか?


今回はそんな日本と韓国のインフルエンサーを比較し、SNSでの在り方からビジネスモデル、そしてフォロワー(ファン)との関係性まで多角的に分析していきます。

SNSでフォロワー数を増やしで影響力をつけたい方にはこの機会にインフルエンサーに対する理解を深めるきっかけになれば幸いです。

日本と韓国のインフルエンサーはそれぞれ異なる文化や価値観を反映しておりその在り方やビジネスモデルも大きく異なっています。

日本のインフルエンサーは親しみやすさや多様性が特徴であるのに対し、韓国のインフルエンサーは、美意識の高さやビジネスセンスが際立っているんです。

比較図にまとめるとこんな感じ。


1つずつ解説していきます。

ます、在り方から見ていきましょう。

日本

  • 親近感がキーワード。まるで隣に住んでいるような感覚でフォロワーとコミュニケーションを取ることが得意。
  • プライベートな部分も積極的に公開し共感を呼ぶ。
  • 企業とのコラボレーションも自然体で商品の魅力をありのままに伝える。

韓国

  • K-POPアイドル出身のインフルエンサーが多くファッションやメイクなど美に関する情報発信に長けている。
  • 完璧なビジュアルとライフスタイルをアピールし憧れの対象となることが多い。
  • 高クオリティな写真や動画で憧れの対象となるような世界観を築く。


日本は等身大で身近な存在なキャラクターがインフルエンサーとして人気を確立するのに対して韓国のインフルエンサーはセレブのような高貴な存在として扱われていることが分かりますね。

次にフォロワー数やエンゲージメント率に対する価値観にも大きな違いが出ています。

日本

  • フォロワー数だけでなくエンゲージメント率(いいね!やコメント数)も重要視される。
  • ニッチな分野のインフルエンサーでもコアなファンを獲得し強い影響力を持つ。

韓国

  • フォロワー数がインフルエンサーの価値を測る重要な指標となる。
  • 大規模なファンコミュニティを持ちトレンドを牽引する力がある。


私たち日本人の起業家やインフルエンサーがSNS集客・マーケティングを行う際に投稿や動画のエンゲージメント率に着目すると思いますが韓国人のインフルエンサーはエンゲージメント率よりフォロワー数を重要視しているんです。
確かにプロフィールを見て「この人すごい!人気者だ!」と思わせるならフォロワー数が分かりやすいですもんね。

続いて気になるビジネス面。

日本

  • アフィリエイト・商品レビュー・イベント出演など収益源が多様。
  • 企業との長期的なパートナーシップを築くケースが多い。

韓国

  • 自身のコスメブランドやファッションブランドを立ち上げるなど事業家としての側面を持つインフルエンサーが多い。
  • ライブコマースを通じて商品を販売し高い収益を上げる。


日本の場合は企業側とビジネスパートナーとして共創していくビジネスに対し、韓国はインフルエンサー自身が広告塔となってビジネスを展開していくケースが目立ちます。

実際、Instagramを見ていてもリアルな共感を呼ぶコンテンツ出しをしている日本インフルエンサーに対し韓国インフルエンサーのコンテンツ出しが非常に戦略的です。

日本

  • 日常生活の様子や趣味を共有するような自然体なコンテンツが多い。
  • Instagramストーリーズ機能を頻繁に活用しリアルタイムなコミュニケーションを重視。

韓国

  • 高クオリティな写真や動画を定期的に投稿し洗練されたイメージを演出。
  • トレンドを取り入れたファッションやメイクを紹介するコンテンツが人気。


どちらも個性を際立たせるコンテンツ発信がブランディングへと繋がるんですよね。

日本

  • 親しみやすさや誠実さを重視し共感を呼ぶようなパーソナルブランドを構築。

韓国

  • 完璧なビジュアルとライフスタイルを軸に憧れの対象となるようなブランドを構築。
いかがでしたか?

日本と韓国のインフルエンサー、それぞれの違いや魅力が伝わったでしょうか?

同じようにSNSで活躍していてもその背景や戦略は大きく異なっていることが分かりましたね。

これらの違いを理解しSNSでインフルエンサーマーケティングを目指している方や多様なSNSブランディング・マーケティングをお考えの方はご参考になさってください。

次回#5に続く・・・。

2025/01/03
【#3】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~日韓におけるSNSリテラシーの違い・序章編~  
皆さんはSNSリテラシーについて常に意識していますか?

昨年4月に発刊した小冊子「あなたの個性を光らせる!SNS発信虎の巻~X編~」の中でも記述していますが、SNS発信・受信をする者が1番身につけるスキルがリテラシーです。


SNSリテラシーとは?

SNSの特性を理解して情報を正しく受け取り適切に発信する知識や能力のこと。

この数ヶ月、日本と韓国 両国のSNSリテラシーについて考えさせられる出来事があり、一体何でこんなに価値観が違うのか調べ進めてみました。

スマホを使いSNSで受発信やコミュニケーションを深めている私たち。

日韓におけるSNSリテラシーの違いから見えてくる両国の文化や価値観まで知らない世界を覗いてみましょう。

主流トークアプリの違い

日本と韓国どちらもトークアプリを使ってのコミュニケーションが活発ですが使っているアプリや使い方に大きな違いがあります。

  • 日本:日本ではLINEが圧倒的な人気を誇りコミュニケーションのメインツールとなっています。グループチャットでの情報共有やスタンプを使った軽いコミュニケーションなど日常に深く根付いています。
  • 韓国:韓国ではKakaoTalkが主流でLINE以上に多機能な点が特徴です。メッセージだけでなくタクシー配車や決済まで様々なサービスが統合されています。

SNSでのコミュニケーションの違い

  • 日本:日本人はSNSでも丁寧な言葉遣いを心がける傾向がありSNSによって違いはありますが匿名での書き込みは比較的少ないです。特にビジネスパーソンは実名での交流を好み顔が見える関係性を重視します。
  • 韓国:韓国人は率直な意見交換を好み匿名での書き込みも多く見られます。議論は白熱しやすく日本以上に炎上もエスカレートしやすいです。

誹謗中傷や炎上の違い

  • 日本:日本ではヘイトスピーチやコメントで特定の個人に対する攻撃などネガティブな言動が見られますが韓国ほど過激なケースは少ない傾向にあります。
  • 韓国:韓国では過激な言葉遣いでのアイドルや芸能人に対する誹謗中傷やデマの拡散が問題視されています。匿名性が高いことがこのような状況を助長している側面があります。


なぜ、このような違いが生まれたのでしょうか。

それには両国の歴史、文化、そして社会構造の違いが複雑に絡み合って生まれたと考えられます。

集団主義を重んじる傾向の日本人と個人主義を重んじる傾向の韓国人。

年末から報じられているニュースからも垣間見えてきますね。

SNSは人と人とのつながりを深めてくれる素晴らしいツールです。

しかし、使い方によっては思わぬトラブルを引き起こす可能性も秘めています。

スマホの向こうには心があり血が通った人がいることを忘れないでください。

リテラシーをもって・・・。

自分の言葉1つで相手の人生や周囲の人生が一瞬にして激変することを忘れないで・・・。


今回のブログがSNSをより安全にそして有意義に利用するためのきっかけとなれば幸いです。

SNSリテラシーに関するブログは今後も定期的に深堀りして記事にあげていきます。

今回はリテラシー編の序章でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回#4に続く・・・。

2025/01/02
【#2】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!~こんなに違うスマホ事情 – 電車内や仕事中の使用も徹底比較~  
私たち起業家がSNSでビジネスついて発信する際や写真や動画を撮影する際に必需品のスマホ。

隣国の韓国では私たち日本人のスマホの使い方とはまた違った光景が広がっているって知っていましたか?

電車での利用法から仕事中の習慣まで日本と韓国のスマホ事情は驚くほど違うんです。

今回はそんな日韓のスマホ文化を徹底比較します。

もしかしたら、あなたのスマホに対する印象や使い方が変わるかも?

スマホ普及率の圧倒的な差!韓国が世界トップクラスな理由


韓国のスマホ普及率は日本を大きく引き離し世界トップクラスを誇ります。

特に若年層の普及率はほぼ100%に近づきシニア層も高い水準となっています。

ピュー研究所の報告書によると韓国スマホ普及率は95%・日本は66%です。
(出典リンクと画像)

なぜ、こんなに差があるのでしょうか?

理由を4つにまとめました

  1. 韓国はIT産業が非常に発達しておりスマホをはじめとするIT機器の普及が早い
  2. 世界有数の高速インターネット環境が整備されている
  3. モバイル決済の普及が高い
  4. 韓国の若者はITに非常に敏感で新しいテクノロジーを積極的に取り入れる傾向がある

こういった文化の背景からシニア世代も何の躊躇もなくスマホを使用しています。

実際、私も韓国の街を歩くとシニア世代の方々がスマホで通話しながら歩いていたりトークアプリでメッセージを送っているのを目にします。

日韓世代別スマホ利用の違い


日本と韓国の世代別でも下記のような違いがあるんです。


  • 韓国: 若年層からシニア層まで幅広い世代でスマホが普及。特に若年層ではスマホは生活の必需品
  • 日本: シニア層のスマホ利用率は韓国に比べてやや低い傾向(スマホの使い方に対して難しいイメージが強い)

電車内や仕事場でのスマホ利用は?国ごとのマナーの違い


さらに、電車内や仕事場でのスマホ利用に対しても価値観が全く違います。

電車内



  • 韓国: 比較的自由にスマホを利用する人が多くゲームや動画視聴なども気にしない(マナーモードにもしていないし本当に気にせず通話しています)
  • 日本: 電車内での私語や大きな音での音楽視聴はマナー違反という考えがあり静かに利用する


仕事場



  • 韓国: 仕事中にスマホを頻繁にチェックする人が多く業務と私用を混同している傾向(お店に行くとレジでスマホを操作している店員さんが普通)
  • 日本: 仕事中はスマホを控えることが一般的で業務に集中することが求められる


考えられる3つの理由


  • 歴史的背景: 日本の携帯電話の歴史は古くフィーチャーフォンが長く主流だったのでスマホへの移行が比較的遅かった。一方、韓国はスマホが急速に普及したので利用文化も大きく変化した。



  • 文化的な違い: 日本人は周囲への配慮を重んじる文化を持っていて公共の場でのマナーを重視する傾向がある。一方、韓国人は個人主義的な側面が強く自分のことを優先する傾向がある。


  • 社会構造の違い: 韓国はIT産業が国家戦略として推進されており政府が積極的にスマホ普及を後押し。

どうでしたか?

まさかこんなにも日韓のスマホ文化が違う!!と驚かれた方も多いかと思います。

SNSビジネスコンテンツやインフルエンサーマーケティングの多様性もこのスマホ文化の違いが根底にあるかもしれませんね。

次回#3に続く・・・。


2025/01/01
【#1】日本と韓国、スマホの価値観大解剖!SNS発信から見えてくる文化の違い  
2025年、新年明けましておめでとうございます。
スモールビジネス女性起業家のX(Twitter)の先生・プロデューサー坪内佐耶佳(さやたん)です。


今日から100日間に渡り「日本と韓国、スマホの価値観大解剖!SNS発信から見えてくる文化の違い」というテーマでブログを執筆していくことになりました。


このブログを始めるに至った背景には私が日頃スモールビジネス女性起業家のX・SNS活用をサポートしている中で感じたある危機感がきっかけでした。


素晴らしいサービスを提供しているにも関わらずSNSでの発信内容がどうしても同じようなパターンに陥りがちで多様性に欠けるという課題に気づいたのです。


これは多くの起業家に共通する問題かもしれません。


なぜ、このような状況が起こるのでしょうか?


それは、私たちが「ターゲット層と日本人のお客様が中心」という固定観念にとらわれてしまっているからだと考えられます。


しかし、現代はグローバル化が進み日本に住んでいて日本語が堪能な外国籍の方々も私たちのサービスや情報を求めています。


また、若い世代であるMZ世代はSNSやスマホを駆使し多様な価値観を持つことが特徴です。


MZ世代は自分のターゲット層じゃないから関係ない!と思いますか?

起業の世界もどんどん進化・変化していて絶対関わらないと言い切れないと思うのです。


このような状況下で従来のコンテンツや発信方法では新しい顧客との共感を生み出すことが難しくなる可能性があります。


特に起業家として成功するためには20年先を見据えた長期的な視点で自身のブランディングや事業展開を設計していく必要があります。


そこで私は日本と韓国のスマホ利用に関する文化の違いに着目しました。


韓国は老若男女がスマホを日常的に使いこなしており、SNSやキャッシュレス決済が非常に普及しています。


特にSNSでのビジネスコンテンツの出し方はセンスや戦略を含め目を惹くものがあります。


日本と韓国ではスマホやSNSに対する考え方や利用方法にどのような違いがあるのか?


この疑問を解き明かすことでより効果的なSNSマーケティング戦略を立てることができると考えました。

私が15年間携わってきた韓国はスマホやSNSの利用において日本とは異なる側面が多く見られます。


韓国では若者を中心にSNSが非常に盛んでありインフルエンサーマーケティングも活発です。


一方、日本ではSNSの利用はまだまだ発展途上でありリテラシーの面も含めビジネスへの活用も遅れている部分があります。


この両国の違いを比較することでスモールビジネス女性起業家さんたちがより効果的にSNSを活用するためのヒントを得られるのではないかと考えています。

スモールビジネス女性起業家だけでなく、SNSマーケティングに興味のある方、そして日本と韓国の文化に興味のある方に向けて発信していきます。


読者の皆様と一緒にスマホやSNSの世界を深く探求し新たな発見をしていくことを楽しみにしています。


一緒に学び成長していきましょう!

次回#2に続く・・・。
坪内 佐耶佳(ツボウチ サヤカ)(さやたん) 女性起業家の魅力を引き出すTwitter伝道師 marshmallow(マシュマロ)ヒューマンサポート代表 坪内佐耶佳(つぼうちさやか)愛称:さやたん肩書:30代40代スモールビジネス女性起業家さんのTwitterの先生坪内佐耶佳Twitt...
 


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