拡散力で14年ぶりにブーム再燃!
2011年に韓国でリリースされた3人組ガールズグループORANGE CARAMEL(オレンジキャラメル)の上海ロマンスという楽曲の人気が14年ぶりに再燃しています。
リリース当時も音楽番組で1位になるなど人気で印象に残るサビのメロディーとコミカルで覚えやすいダンスが話題になりました。
元々、ORANGE CARAMELというグループはK-POP第2世代のAFTERSCHOOL(アフタースクール:日本でもデビューし、安室奈美恵さんとコラボレーションもしています)の派生ユニットで『世界で最も美しい顔100人』に2年連続で選ばれ現在は俳優として活躍しているナナさんが所属。
2019年の解散まで明るく元気な楽曲とカラフルなスタイリングでエンターテイメントを届けてくれました。
そのORANGE CARAMELの上海ロマンスが14年の時を経て人気が再燃した理由は何だと思いますか?
それは・・・
TikTokです。
現在、韓国で人気のK-POPアーティストたちが上海ロマンスをBGMにダンスチャレンジ動画を発信したことで再び脚光を浴びることになったのです。
昨今、ガールクラッシュなどクールでかっこいいダンスパフォーマンスを引き立たせる楽曲が目立つK-POP界隈で超個性的でユーモラスな楽曲である上海ロマンスはZ・MZ世代にとって斬新だったのでしょう。
瞬く間に、クラスメイトや友人と上海ロマンスを踊る若者が急増しました。
みんなで楽しく踊れる、というのも動画撮影したい!と思わせたのでしょうね。
上海ロマンス再燃ブームはSNSマーケティングにも大きい影響力を放っています。
つい最近、X(Twitter)で拡散された1つの動画がありました。
MBCという放送局のYouTubeチャンネルが自社で放送している音楽番組でORANGE CARAMELのパフォーマンス動画を集めたORANGE CARAMEL SPECIALというコンテンツをアップしたんです。
再燃中のタイミングでのコンテンツ発信は当時のファンから見れば懐かしさでありがたいし、若者たちからはダンス練習の見本として使えて再生数も伸びますよね。
放送局の認知度も上がりますし、上手いSNSマーケティングだなぁと学ぶべき点が多々ありました。
韓国エンタメ×SNSマーケティングをテーマに記事を執筆してきて感じたのはスピード感とリサーチ力への意識が高いということです。
スピード感を重視すると見落とすポイントもありますが、失敗を糧に変えて次の成果に繋げるハングリー精神はリスペクトに値しますね。
そうでなければここまでグローバルな人気を保てない。
1秒でも早く世界へ届ける!
この気持ち、私たち起業家は忘れてはいけないと思うのです。
次回からは、K-POPアーティストのSNSブランディングに着目して記事を執筆していきますので引き続き新しい価値観を楽しんでくださると嬉しいです。
#23に続く・・・。