K-POP第4世代と日本の第3次韓流ブーム
いよいよ第4世代について記事を執筆します。
SNSを駆使したマーケティングとプロモーション展開でもはや単なる音楽ジャンルを超えてグローバルな文化と成長したK-POP。
日韓関係の中、踏ん張った第3世代の頑張りで誕生した第4世代もまた大きな壁が立ちはだかりますが悪条件を逆手にとって成功を収めました。
第4世代の期間は2020年から2022年。つい最近ですね。
SNSの駆使したマーケティング、プロモーションは当たり前。
多国籍グループも当たり前。
変化点といえば、ファン層が
Z世代になったというところでしょうか。
デビューの時点で完璧なビジュアルとダンスパフォーマンスが求められSNSでのアーティストの言動が良い意味でも悪い意味でも常に注目されて大変だなぁ、と第2世代育ちから見た第4世代の印象です。
- Stray Kids: ストリートカルチャーを基調とした音楽とパワフルなパフォーマンスが特徴
- ITZY: 自信に満ちた歌詞とガールクラッシュな魅力のガールズグループ。TWICEの妹的ポジション
- TOMORROW X TOGETHER (TXT): 青少年期の悩みや成長を描いた歌詞が共感を呼んでいます
- ENHYPEN: サバイバル番組出身のグループでグローバルなファン層を持つ
- aespa: アバターとリンクしたユニークなコンセプトが話題。日本人メンバーもいます
第4世代からSNSプラットフォームも世代交代になりました。
主流となったSNSが、Instagram・TikTokです。YouTubeはショート動画が好まれるようになりました。
こちらの記事で取り上げたようにTikTokダンスチャレンジ動画を発信することでグローバルに楽曲をプロモーションするマーケティングが定着。
ちょうど時はコロナ禍真っ只中。
自宅でダンスを踊りTikTokにアップするK-POPファンが第4世代アーティストたちを支えていたといっても過言ではありません。
BTSやStray Kidsたちの人気とTikTokでの楽曲プロモーション効果、動画配信サービスの利用者増加により、コロナ禍でありながら日本で第3次韓流ブームが到来。
7年ぶりの韓流ブームは、第2世代が親になり、子供とコンテンツを楽しむなどファン層の広がりを見せたのが特徴です。
コロナ禍で海外渡航もできず、日本での来日公演ができない中、オンラインライブやオンラインサイン会などで日本のファンをコミュニケーションを図ったことで第4世代は第1世代から韓国が灯し続けてきたK-POP人気の歴史を守ることができたのです。
K-POP第4世代のSNSマーケティングはファンとの共感を生み出しグローバルな人気を維持しながらK-POPのさらなる発展に貢献しました。
そして、現在の第5世代へと歴史が受け継がれていったのです。
次回#21に続く・・・。