近年、日本と韓国において動画配信プラットフォームを通じて活躍するライバー(動画配信者)の人気が高まっています。
しかし、両国のライバーシーンには文化的な背景やプラットフォームの違いなど様々な違いが存在します。
今回の日韓スマホ&SNS比較ブログは、日韓ライバーの文化・ビジネスモデルなどそれぞれの魅力や特徴をリサーチしまとめてみました。
ライブ配信活動をしているスモールビジネス起業家さんはご自身の配信活動や展開の参考にしていただければ幸いです。
① 日韓ライバーの在り方
- 日本: YouTubeなどのグローバルプラットフォームに加え国内独自の配信プラットフォームも多数存在。視聴者との共感を生み出す親しみやすいライバーが多い。
- 韓国: AfreecaTV(このサイトのライバーはブロードキャストジョッキー『BJ』と呼ばれています)が圧倒的なシェアを占め、ビジュアルや美貌を活かしたライバーが多い。
【解説】
TikTok LIVEやInstagram LIVEなど短尺動画プラットフォームでのライブ配信も人気で若年層を中心に新たな視聴者層を獲得しています。
② 利用する動画配信サイト
- 日本: YouTube・SHOWROOM・ふわっち・Pococha・Instagram LIVE・TikTok LIVEなど
- 韓国: AfreecaTV、Twitch、YouTube、TikTok LIVEなど
【解説】
両国ともプラットフォームの競争が激化しており新たな機能やサービスが次々と導入されています。例えば、視聴者参加型の企画やAIを活用した配信支援ツールなどが登場しています。
③ 日韓ライバーの活動内容
- 日本: ゲーム実況・歌ってみた・雑談など多様なコンテンツの配信が行われている。コミュニティ作りを重視し視聴者とのコミュニケーションを大切にするライバーが多い。
- 韓国: ライブコマース・個人放送・リアリティショー形式の配信など多様なコンテンツが存在。視聴者からの投げ銭やギフトによって収益を得る仕組みが確立されている。視聴者との一体感を重視する傾向がある。
【解説】
近年、日本でもライブコマースが注目を集めておりファッションやコスメなど様々な商品が販売されています。一方、韓国でもゲーム実況やバーチャルYouTuberも人気が出てきておりコンテンツの多様化が進んでいます。
④ ライバーのブランディング
- 日本: キャラクター設定や世界観を構築し視聴者との共感を生み出すようなコンテンツ作りが重要。SNSを活用したマーケティングも積極的に行っている。
- 韓国: 外見や才能をアピールしスター性を高めることが重要。ファンとの交流を重視しSNSでの活動も盛ん。
【解説】
両国ともライバーの個性を際立たせるためのブランディングが重要視されています。特に韓国ではライブコマースとの連携による商品開発、オフラインイベントの開催など多角的な活動を行っているライバーもいます。
⑤ 投げ銭制度の違い
- 日本: 投げ銭システムは一般的だが韓国ほど盛んではない。視聴者からの投げ銭はライバーのモチベーション向上や活動資金に繋がる。
- 韓国: 投げ銭文化が根強く視聴者は高額なギフトを贈ることでライバーを応援。投げ銭ランキングなどが存在し競争が激しい側面もある。
【解説】
投げ銭システムはライバーと視聴者との関係を深める上で重要な役割を果たしています。近年では仮想通貨を使った投げ銭やNFTを活用したデジタルグッズの販売など新たな形の投げ銭システムも登場しています。
⑥ ビジネス展開とマーケティング
- 日本: 企業とのコラボレーション・グッズ販売・イベント出演など多様なビジネス展開が行われている。SNSマーケティングやYouTube広告などを活用したプロモーションが主流。
- 韓国: ライブコマースを通じて商品を販売。インフルエンサーマーケティングに携わったりするなどビジネスとの連携が深い。
【解説】
両国ともライバーの経済的な自立を支援するための取り組みが進んでいます。例えば、マネジメント会社との契約や独自のブランドの立ち上げなどが挙げられます。
いかがでしたか?
日本と韓国、それぞれのライバーの魅力は感じられましたか?
文化やプラットフォームの違いがどのように配信内容に影響を与えているのか改めて考えてみるのも面白いですね。
次回#6に続く・・・。