華やかさの裏側
昨日、ソルラル(旧正月)を迎えた韓国では地上波の放送局で音楽の祭典である歌謡祭の生放送がありました。
私は自分が推しているバンドがもう随分、歌謡祭に出演していないのでリアタイ視聴はしていませんが、X(Twitter)の韓国情報アカウントを通してアーティストたちの煌びやかで華やかなステージ動画をチラ見しています。
毎回、音楽番組や歌謡祭を観る度、日本とは違うカメラワークやステージセットにうっとりするのですが、今回のブログはこのステージセットの裏側についてお話します。
韓国の音楽番組で披露される趣向を凝らしたステージセットは演出・照明、・道具などどれも凝っていて毎週同じ曲でも違うMVを観ているみたいに楽しませてくれます。
(毎週火曜日から日曜日まで音楽番組の生放送があります!)
出演アーティストも10組を超える回もあり、セットチェンジも秒速ですが、このステージセット。
誰が作っているかご存知ですか?
「え?テレビ局の美術部でしょ?」
と思いましたよね?
実は・・・放送局(番組制作側)とアーティスト側(所属事務所)が協力して作っているんです。
気になる費用ですが、番組の基本的なセット(照明、カメラワークなど)は、放送局側が負担し、アーティストの個性を際立たせる特別なセットや小道具・衣装などはアーティストの所属事務所が負担することが多いんですよ~。
アーティストがより豪華なステージでパフォーマンスするためには事務所がお金を出す必要があるんですね~。
バンドも音源に合わせて弾いているフリをする当てぶり演奏でなく、生演奏をしたい場合アーティスト側が負担しています。(これ結構大変らしい)
セットの規模や特殊な演出等で事務所の負担額は大きく変わります。
一般的に人気のあるアーティストほど事務所がより豪華なセットを用意する傾向がありますが、無名や新人・事業規模が小さい事務所は用意することが困難なのでステージセット格差が生じるのも現実。
放送局との費用負担の割合が変わることもあるんですって。
華やかなステージセットは、アーティストや事務所・支えるファンそして完璧なパフォーマンス放送を届けたい放送局スタッフたちの努力の結晶。
もし、SNSで韓国の音楽番組を視聴する機会があればステージセットや衣装に注目してみてください。
また違った感情が生まれるかも?!
#29に続く・・・。